神様
やっほー!!!!!!
雨宮 志世
……んぅ……五月蝿い……
神様
あ!!!!やっと喋った!
神様
大丈夫そ????
雨宮 志世
……
神様
あれ???死んだ??
……死んだ……?
雨宮 志世
……!
神様
起きたー?
神様
元気ぃ?生きてる?死んでる???
神様
まぁ1回死んだ後だけどね!!
神様
あっはははは
……誰…?
起きると、目の前には不思議な空間と、ハイテンションで五月蝿い男の子がいた
どうなってる
雨宮 志世
(私はさっきまで、家にいて、……それで)
ここが何処だか知らないが、不安を押し潰しながら起き上がった
神様
おやおやおや!!!
どうしたんだい?!
どうしたんだい?!
雨宮 志世
……貴方……誰?
雨宮 志世
ここはどこ……私、今どうなってるの
状況が分からないので仕方なく彼に聞く
神様
そうか!!!君は今!「ここはどこ!?私は誰?!」状態なんだね!
雨宮 志世
……ふざけてないで
早く答えて
早く答えて
いつまでもハイテンションな 彼が掴めない
すると彼は雰囲気が一変し、ニコリと笑いながら答える
神様
僕はね、神だよ
その笑顔は実に不気味だ
不思議と自分が恐怖を感じている事に 気づく
神様
どうしたのー?そんな顔してー!まさか僕が神だってことに驚いてくれてるの!?
雨宮 志世
……貴方が、私をここに……?
神様
そのとぉーり!!!
ゆらゆらとなびくその白い髪と、私とは似て非なる赤い瞳
彼はキョトンとした表情で言った
神様
君、今の自分の状況がわかってないの?
雨宮 志世
分かるわけないでしょ……なんにも説明されてないのに……
神様
じゃあ、僕が丁寧に説明してあげよう!
…… 本当に、なんなんだ、此奴
雨宮 志世
(本当に神か……?)
神様
まずひとつ!
神様
君、死んだんだよ
雨宮 志世
……何となく、分かる…
神様
そうなの!?すごーい!こんな人間初めてだ
雨宮 志世
話をそらさないで
神様
ふふ、それでねぇ、君、死にたくないという願望が
神様
強すぎ!
雨宮 志世
え?
突然発した彼の言葉に、自分は動揺を隠しきれない
雨宮 志世
嘘だ!!!!!
神様
嘘じゃないよ?
雨宮 志世
ふざけんじゃねえ!
雨宮 志世
私は誰よりも
死にたかった!!!!!
死にたかった!!!!!
雨宮 志世
そんなはずが
……
私は、確かに思ったかもしれないと、
一瞬思ってしまった
神様
ほらね?図星でしょ、
神様
だから君を選んだ
雨宮 志世
……
雨宮 志世
どういうこと?
雨宮 志世
読んでくださりありがとうございます
雨宮 志世
あと
雨宮 志世
これ神様のイメージ画像です
雨宮 志世
これで、黒い浴衣着て龍のつの生えてる設定です
雨宮 志世
じゃあ、ありがとうございました