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俺は、1人の少年に仕えることになった。 悪名高い伯爵家の子息だ。
使用人の大切な形見を燃やしたらしいわ
料理人の作ったものに毒が入ってるって騒ぎ立ててその料理人を牢屋に入れたんですって
なのに親には態度がまるで違うらしいぞ
いふ
貴族専門の使用人養成施設で育った俺は貴族の悪い噂を耳にすることが多かった
そこであの"ガキ"の噂をよく耳にして
ただでさえ信用していない貴族がもっと嫌いになった
いふ
ないこ
いふ
自己紹介を軽く済ませ挨拶をする
いふ
ないこ
ないこがどこかぎこちない表情で笑いながら、首を小さく傾けた
いふ
いふ
数日も経てば、本性を隠す気もなくなり、俺にも矛先を向けてくるだろう
ならば最初から距離を取って生きるだけだ
いふ
いふ
こうして俺とガキとの生活が始まった
ー1ヶ月後ー
いふ
使用人専用の棟の自室で、ぽつりと呟く
部屋には必要最低限のものしかなく、自分の声だけが部屋に響いた
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
ないこ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
いふ
ないこ
ないこ
いふ
生理的な拒絶を示すかのようにぶるりと身震いした
いふ
いふ
いふ
何故ならあいつは
「貴族」
だから
どす黒い感情を押し殺すように、顔をしかめて目を細めた。
表向きの微笑みはただの「値踏み」
自分にとって利用価値のあるものか定めるためだけの行為
弱みを握るための罠
いふ
無意識に顔が歪む。 それほど貴族に対しての嫌悪があったのだ
いふ
いふ
これ以上考えたくなくて思考を振り払うようにどかっ、とベッドに座る
でも、どこかで願っていた。 もし、本当に心ある人ならば、と
だが、すぐに自嘲して思考を止める。 貴族に理想を抱くなど、無意味な感傷でしかない。
いふ
横たわったベッドの冷たさが、今の自分にはちょうど良かった。
あーる
あーる
あーる
コメント
1件
お久しぶりです!モチベとか気分って大事ですもんね…全然ゆっくりでも嬉しいです!続き楽しみにしてます🎶