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みなさん、どうも!

今回はずっと書いてみたかった人狼パロです!

※公式とは関係ないです

※頭の悪い人が書きます

※口調変かもです

人が殺されるシーンもあるので無理な方は今のうちにback

もう一度言いますが、これは頭の悪い人がかいたストーリーなので期待しないで下さい!

人狼ゲームの役職は最近知り始めたばかりなので間違ってるところがあってもスルーして下さい!

あくまで自己満です

冴潔あります。

それでも良ければどうぞ!

パチ

潔 世一

ん…?

潔 世一

ここは…どこだ…?

目が覚めると見覚えのない部屋にいた

ベッドからおりると、窓からの日差しにあたる

眩しくて半目になる

しばらくボーッとしているとみんなはいるのだろうかと頭に友人達を浮かべる

重い腰を上げ、木製の扉へ向かった

コツ コツ コツ

潔 世一

わぁ…

潔 世一

凄い本の量だ

部屋から出て、しばらく行くと沢山の本に囲まれた廊下があった

俺は吸い込まれるように歩いていく

向こう側には下りる階段らしきものがある

もしかしたらその下にみんながいるかもしれない

淡い期待を抱えて前に進む

ギシ ギシ

今にも壊れそうな階段を下りる

御影 玲王

あ、いさ…

蜂楽 廻

潔だー!

すると蜂楽に抱きつかれた

潔 世一

蜂楽!

潔 世一

と…

潔 世一

玲王?

御影 玲王

おう

御影 玲王

凪もいるぜ

凪 誠士郎

やっほ

凪が玲王の後ろからひょっこりでてくる

他に誰かいないのだろうかと周りを見渡す

潔 世一

凛…?

糸師 凛

チッ

部屋の隅に凛がいた

その横には

潔 世一

冴?!

まさかの凛の兄もいた

糸師 冴

よっ

冴は凛と違って普通に返事をしてくれた

無表情の顔は同じだけど

潔 世一

他は?

俺は他にもいないかと周りを見渡す

だが、長方形のテーブルと6つの椅子しかない

御影 玲王

多分、お前で最後だよ

蜂楽 廻

椅子6つしかないもんね

潔 世一

そっか…

凪 誠士郎

それよりここどこ?

凪 誠士郎

俺早く帰りたい

潔 世一

分からない

蜂楽 廻

俺も

御影 玲王

これからどうする?

潔 世一

うーん…

潔 世一

とりあえず、何か手がかりになるもの探すよ

糸師 冴

あ、それならテーブルの上に紙置いてあったぞ

潔 世一

紙?

糸師 冴

俺は読んだが、さっぱり分からなかった

冴に1枚の紙を渡される

そのまま目線を紙に向ける

今からリアル人狼ゲームを始める

ルールは簡単

陣営は人狼側・市民側と2つに別れており、人狼陣営の勝利条件は市民陣営と同じ又は市民陣営より人数が多いと勝ち。

市民陣営の勝利条件はすべての人狼を潰すこと。

だが、第三陣営もいる。

ここから出たければこのゲームの勝利を獲得しろ。

潔 世一

人狼ゲームって

蜂楽 廻

あの人狼ゲーム?

蜂楽 廻

確か一時期流行ってたよね!

御影 玲王

じゃあこれはそれのリアル版ってことか?

潔 世一

そういうことになるね

凪 誠士郎

えー

凪 誠士郎

なにそれ、めんどくさそー

糸師 冴

ちょっとまて

糸師 冴

人狼ゲームってなんだ?

御影 玲王

え?

人狼ゲーム知らない人っているのか?

いや、目の前にいるんだけどまじか

凛とかの視線もやべぇし、多分本当だろうな

蜂楽 廻

まぁでも確かにそういうの興味無さそうだしね!

蜂楽 廻

でも大体、今ので分かったでしょ?

糸師 冴

潔 世一

蜂楽

潔 世一

冴はこの紙を読んだ上で俺に渡してきたんだぞ

蜂楽 廻

潔 世一

それに

潔 世一

あの感じだと凛も分かって無さそうだし…

糸師 凛

チッ

凛は舌打ちしかできないのだろうか

悲しいからせめて言葉でうんとかすんとかで返事して欲しいな

ふと本の廊下を思い出す

潔 世一

そういえば、さっき本が沢山並んでる廊下があったよ

御影 玲王

確かにあったな

蜂楽 廻

めっちゃ並んでたよね

潔 世一

うん

潔 世一

それに今からやるのは人狼ゲームだし、その本も人狼関連だと思う

潔 世一

だからそっちの方が多分俺らが説明するより詳しく書かれてると思うから後で確認してきたらどうかな?

糸師 冴

わかった。そうする

蜂楽 廻

そういえばさ、役職とかどうなるんだろう

御影 玲王

確かに

御影 玲王

なんも言われてないしな

潔 世一

部屋にあったり…?

御影 玲王

あるかも

凪 誠士郎

まぁ今ルール把握したばっかだしねー

潔 世一

じゃあ解散するか

御影 玲王

おう

潔 世一

じゃあまた明日な

蜂楽 廻

うん、おやすみー

潔 世一

おやすみ

糸師 冴

凛、行くぞ

糸師 凛

あの2人、ちゃんと把握出来ればいいんだけど…

キィ

部屋に戻ると、ベッドの上に何かが置かれていた

潔 世一

なんだろ…

ベッドに近づく

潔 世一

タブレット…?

するとそこには新品そうなタブレットが置いてあった

電源をいれると、画面にあかりがつき

開いてみると文字が書かれたサイトが表示されていた

そこにはさっきの紙と同じようなことが書かれていた

次のサイトに飛ぶと''殺された人は帰ってこない''と書いてあった

それに俺は嚥下する

下にスクロールしていくと「役職」という文字があった

俺は自分の役職を知るためにタップした

潔 世一

……

翌日

蜂楽 廻

あ、潔!おはよー!

潔 世一

おはよ

潔 世一

凛たちもおはよう

糸師 凛

糸師 冴

はよ

潔 世一

そういえば冴

潔 世一

昨日どうだった?

糸師 冴

あぁ、何となく分かったから大丈夫だ

冴がそういうと俺はホッとした

凪 誠士郎

潔〜

潔 世一

あ、凪

潔 世一

おはよ

凪 誠士郎

おはよ〜

御影 玲王

俺もいるぞ

潔 世一

玲王もおはよ

御影 玲王

おはよ

潔 世一

今日からゲームスタートみたいだけど、なんかある?

蜂楽 廻

俺は特にないかな

凪 誠士郎

俺も

御影 玲王

つか1日目って何もねぇしな

潔 世一

そうだよなぁ〜

でも、これじゃあ話が進まない

潔 世一

じゃあ、占い師っている?

スっ

凪 誠士郎

凪が手を上げた

潔 世一

よかった、占い師いた

潔 世一

占い結果教えてくれる?

凪 誠士郎

玲王、白

潔 世一

対抗は?

潔 世一

…いないね

蜂楽 廻

じゃあ確定だね!

潔 世一

でも投票どうする?

糸師 凛

…クソ

潔 世一

糸師 冴

ちょっとまて、潔

潔 世一

冴?

糸師 冴

占い師がいるとは限らないぞ

潔 世一

え…?

糸師 冴

この村、占い師がいるとは確定してねぇし

糸師 冴

もし仮に本当は占い師がいなかったとすると…

潔 世一

確かに…

じゃあもう占い師でも結局、何の役職があるか分からない限り全員を疑わないといけないのか

凪 誠士郎

御影 玲王

だけどさ、凪は一応置いといた方がよくないか?

御影 玲王

一応、占い師だとは言ってるし

潔 世一

そうだよな…

潔 世一

でも狂人だったら怖くね?

蜂楽 廻

狂人?

潔 世一

うん

潔 世一

だって狂人は人狼陣営だし、今のうちに消した方が良くない?

まぁ逆も不利だけど

御影 玲王

だけど、逆に市民も不利になるぞ?

御影 玲王

狂人だとしても人狼は生存してるから時間の無駄だぜ?

やっぱりそう来るよな…

糸師 凛

お前、庇いすぎだろ

御影 玲王

は?

糸師 凛

本人はなんもいってねぇし、怪しすぎだろ

糸師 凛

潔、こいつら吊るぞ

潔 世一

え?

御影 玲王

ふざけんな…

潔 世一

玲王も落ち着いて

やばい、このまま喧嘩になると1日目なのにめちゃくちゃになるよ…

凪 誠士郎

まって

御影 玲王

凪?

凪 誠士郎

玲王は白だよ

潔 世一

でも凪

潔 世一

凪が本当の占い師かどうか分からないから疑うしかないんだ

蜂楽 廻

でもでも、俺は潔のこと信じるけどね!

潔 世一

蜂楽?

御影 玲王

おい、こいつらも怪しいじゃねぇか

糸師 凛

いつもおかしいだろ

糸師 冴

で、結局誰にするんだ

潔 世一

……悪いけど

潔 世一

凪にする

御影 玲王

はぁ?!

蜂楽 廻

おっけー

糸師 凛

凪 誠士郎

潔 世一

でもどうやって脱落させるんだろ

糸師 冴

多分この銃だろ

潔 世一

銃?

冴が俺の言葉に頷くと、テーブルの端にあった箱の中から銃を取り出し、テーブルに置いた

糸師 冴

弾1つしか入ってねぇから失敗は許されねぇぞ

潔 世一

まじか

でも目の前で友達が殺されるの見たくない…

俺が俯くと皆の空気も重たくなった

そりゃそうだ

自らの手で人を殺すだなんて誰でも嫌だよな

それを感じ取ったのか、冴が言う

糸師 冴

俺が撃つ

潔 世一

えっ…?

糸師 凛

兄貴…?

冴が銃に弾を入れ、凪に向ける

糸師 冴

俺が始末しとくからお前らはもう部屋に戻っとけ

潔 世一

でも…

糸師 冴

いいから、いうことを聞け

潔 世一

御影 玲王

おい、まて

タッタッ

怜王が凪の前に立つ

御影 玲王

撃つな!

御影 玲王

撃つなら俺に撃て!!

凪 誠士郎

玲王

糸師 冴

おい、凛

糸師 冴

そいつをどかせろ

冴が凛にいうと、凛は無言で凪の前から玲王をどかす

御影 玲王

おい!やめろ!!

玲王が叫びながら抵抗するが、凛に羽交い締めされ動けない

御影 玲王

やめてくれ!!

俺はそんな姿を見られず、部屋に向かう

糸師 冴

最後に言い残すことは?

凪 誠士郎

…玲王

凪 誠士郎

ありがとね

御影 玲王

っ!!

バン!!!

御影 玲王

凪ぃぃぃ!!!

俺は玲王の悲鳴を聞いても振り返らず、階段を上った

潔 世一

っ…

潔 世一

部屋に戻っても未だに耳から銃声と叫び声が離れない

これを数日間も味わうのか

今日の夜も誰か死ぬ

俺は考えないように布団を被る

目を閉じて眠った

…目から溢れる滴に気付かないふりをして

潔 世一

糸師 凛

糸師 冴

蜂楽 廻

御影 玲王

誰も何も話さない

今日はなぜだが誰も殺されていなかった

それはこいつらも把握してるからこそ黙っている

みんなの視線は時々玲王に向かう

玲王は目の下に隈が出来て、絶望した表情をしていた

だけど、このまま話さない訳にはいかない

そう思い、俺が口を開けた瞬間

玲王が話し出す

御影 玲王

糸師兄弟…許さない…

御影 玲王

俺の宝物に…!

糸師 冴

…仕方ねぇだろ

御影 玲王

仕方ねぇ…だ…?

御影 玲王

お前は人を殺したんだぞ?!

ガタッ

玲王が勢いよく立つ

御影 玲王

自分がしたこと分かってんのか?!

糸師 冴

っ…!

あぁ、ダメだ

これじゃあ玲王が暴れるだけになっちゃう

御影 玲王

この…!

御影 玲王

人殺し!

ガタッ

潔 世一

やめろよ!!

糸師 冴

潔…

御影 玲王

なんだよ…?

御影 玲王

お前も人殺しの仲間かよ?

潔 世一

冴は…!

潔 世一

殺したくて殺したわけじゃない!

潔 世一

俺らが出来なかったから代わりになってくれただけだ!

糸師 冴

潔 世一

きっと冴じゃなくても、誰かが殺してた!

潔 世一

冴が悪いんじゃない

潔 世一

玲王も分かってんだろ?

御影 玲王

っ…

玲王が歯を食いしばる

潔 世一

でも勝てばきっと…!

御影 玲王

勝つだ?

俺の言葉を遮って玲王がいう

御影 玲王

もう無理だろ

御影 玲王

俺は宝物を失った

御影 玲王

どうせ殺される運命だし、殺してくれよ

潔 世一

っ…!

潔 世一

玲王!

糸師 凛

いいんじゃねぇの

潔 世一

糸師 凛

死にたきゃ、勝手に死ね

潔 世一

おい!

蜂楽 廻

潔 世一

潔 世一

蜂楽…

蜂楽 廻

もう、話し合い終わったし戻ろう

潔 世一

終わったって…

糸師 冴

冴の方に視線を向けると銃を構えてた

弾はまた1つだけだった

潔 世一

冴…

糸師 冴

黙って戻ってろ

潔 世一

スタ スタ スタ

俺はなるべく早く戻ることにした

もうあれを近くで聞きたくない

バァン!

遠くから銃声が聞こえた

また1人死んだのか

人狼かどうかも分からないのに

潔 世一

……

潔 世一

あれ…?

昨日は凪が死んだから玲王が暴れた

話し合いもしないで問答無用で

潔 世一

ちょっとまて

これじゃあ人狼が有利じゃないか

まずまず凪を殺したのが間違いだったのかもしれない

例え占い師じゃなくとも玲王がまともに話せるために凪は必要だった

潔 世一

…はぁ

混乱しすぎて頭が働かない

今日の夜中に誰かが死んだら、明日は3人だ

潔 世一

あれ…

次の日、俺が下にいくと3人ちゃんといた

潔 世一

誰も死ななかったのか…?

蜂楽 廻

そうみたい!

蜂楽 廻

今日も潔と生き残れてよかった!

潔 世一

潔 世一

そうだな

潔 世一

じゃあ今日はちゃんと話し合おうか

潔 世一

まだ終わってないってことはまだ人狼が潜んでるってことだよな

潔 世一

何か言いたいことある人

糸師 凛

…俺占い師

潔 世一

凛占い師だったんだ

潔 世一

へぇーそうなんだ

潔 世一

糸師 凛

潔 世一

じゃねぇよ!なんで今なんだよ!

糸師 凛

うるせぇ…

潔 世一

うるせぇじゃねぇ!!

潔 世一

まさかこれも1人で解決しようとしてたのか?

潔 世一

お前どんっっだけ自分で解決しようとするんだよ!

糸師 凛

っ…

潔 世一

早くいってればまだ違う未来があったかもしれないのに

蜂楽 廻

でもさ、潔

潔 世一

蜂楽 廻

この占い師も本当かどうか分からないよ?

糸師 凛

っ…!てめ…!

蜂楽 廻

はは

蜂楽 廻

なんで、凛ちゃん怒ってるの?

蜂楽 廻

だってそうでしょ?

糸師 凛

糸師 凛

チッ

蜂楽 廻

ということで罰として凛ちゃん処刑するね

そういう蜂楽は目が笑っていなかった

潔 世一

でもそれじゃあ、冴が…

実の弟に兄が銃を向けるだなんて

それは避けなければいけない…

糸師 冴

糸師 凛

糸師 凛

別に…

糸師 凛

俺、自分でやる

潔 世一

自分で…?

糸師 凛

クソ兄貴に殺されたくないしな

糸師 冴

糸師 凛

さっさと戻れ

潔 世一

でも…

蜂楽 廻

潔 世一

今のところ誰も人狼に殺されていない

これじゃあただ仲間が殺しあってるだけじゃんか

潔 世一

なんだよこのゲーム…

潔 世一

意味わかんねぇ…

今度こそ、死ぬのだろうか

潔 世一

今は考えるのやめとこ…

そのまま俺は眠りについた

最終日

蜂楽 廻

俺もう人狼分かったよ!潔

潔 世一

あぁ

糸師 冴

やっぱりか…

糸師 冴

潔をずっと守りやがって

蜂楽 廻

えへへ

蜂楽 廻

そう、俺騎士なんだよね

潔 世一

…でもさ

潔 世一

1日目は別として、なんで2日目も誰も死ななかったんだ?

糸師 冴

もう2日目から人数少ないだろ

糸師 冴

それにどうせ暴れるしな

潔 世一

玲王のこと…?

糸師 冴

あぁ

蜂楽 廻

じゃあ俺のこと殺せば良くない??

蜂楽は笑顔で問う

糸師 冴

チッ

糸師 冴

お前が1番分かってるだろーが

糸師 冴

いいタイミングで自分守りやがって

蜂楽 廻

バレちゃった?

糸師 冴

潔のことずっと守るバカかと思ってたのによ

蜂楽 廻

バカって失礼だね

潔 世一

じゃあもう、勝利は決まったね

糸師 冴

あぁ、市民陣営が勝利だ

潔 世一

ざんねぇ〜ん

糸師 冴

は?

潔 世一

俺、実は

「妖狐なんだ」

糸師 冴

はっ…?

糸師 冴

1人勝ちか…?

蜂楽 廻

ぶっぶー

糸師 冴

は?

蜂楽 廻

俺たち、実は

「恋人でもあるんだよ」

糸師 冴

じゃあ2人の勝利か…?

蜂楽 廻

そうだよ

糸師 冴

おいっ!!

糸師 冴

潔…お前気づいてんだろ?

潔 世一

…なんのこと

蜂楽 廻

糸師 冴

タブレットに書いてたメッセージ

糸師 冴

''殺された人はもう帰ってこない''

蜂楽 廻

それがどうしたの?

糸師 冴

つまり、ここにいるやつは人狼陣営か市民陣営なんだよ

糸師 冴

''人''じゃない

糸師 冴

帰ってこないって意味も、''この世界''に帰ってこないって意味だ

潔 世一

っ…

糸師 冴

潔どうせ気づいてたんだろ?

糸師 冴

でも恋人がいたから1人で勝てなかった

糸師 冴

どうせその後殺すんだろ?

蜂楽 廻

えっ…

蜂楽 廻

そうなの?潔…

潔 世一

…あぁ

潔 世一

俺はお前に生きてて欲しいから

蜂楽 廻

そん…な…

潔 世一

ごめん…蜂楽…

糸師 冴

俺が2人とも帰してやるよ

潔 世一

冴…?

糸師 冴

本当は人狼ゲームなんて意味なかったんだよ

糸師 冴

最初っからみんな殺しとけば終わりだったが

糸師 冴

確信がもてなかったからな…

冴が銃をもつ

糸師 冴

弾は1つしかねぇからどっちかは俺が喰う

糸師 冴

あばよ

俺は目を瞑った

バン!

バタン

潔 世一

え…?

糸師 冴

っ…

潔 世一

なんで、蜂楽…

糸師 冴

潔だけは…なぜか殺せない…

潔 世一

どういう…

糸師 冴

人間の体じゃ潔のことは殺せねぇんだ

糸師 冴

だから人狼になって少しでも人間としての心を消す

ガバッ

糸師 冴

は…?

俺は冴を抱きしめた

だって…

潔 世一

俺がいなくなったら…お前1人になるだろーが…

潔 世一

俺が1人になるのは別に良かった

潔 世一

けど、誰かを置いていくのは嫌なんだ

糸師 冴

潔…

「人狼ゲーム終了」

潔 世一

え?

糸師 冴

誰だ?

「残ったやつは次の村へ移動」

不思議なことに頭の中から聞こえた

糸師 冴

なんだこれ、気持ちわりぃ

潔 世一

そうだね

潔 世一

でも終わったからにはもう戻れないよな…

糸師 冴

じゃあずっと2人きりだな

潔 世一

ちょ…!言い方!

そして俺たちは次の村へと向かった

みんなのところへ、戻るために。

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コメント

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ユーザー
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フォロー失礼しますっ!最高でした✨

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