僕は華子。はなこっていいます。はっきり言って「人生の悩みは?」と聞かれたら迷わず声を大にして「名前にきまってんだろ?!」と凄く態度悪く答えると思う。
華子
だって男なのにっ!僕男なのに!
なのに!なのに…
華子って何だよ!!
僕って言ってるのは親がうるさいからだ。俺って言ってたら「たくましい男の子みたいでしょ!!」ってお母さんにこっぴどく怒られたのさ。怖かったぁ。
お母さんは美少年という幻のような存在に憧れを抱き過ぎたのだろう。てか、だからって自分の子どもに!しかも男に! 華子って名前つけるな!
そんな冴えない男(15歳高校生)の話の幕が今開く時。
ピピピピッピピピピッ
華子
ガツンッ
寝起き悪って思った?ごめんよ!僕は生まれながらのひょろひょろ体型だから、毎日早起きして、走り込みして、筋トレしているんだ!でも慣れなくていつも寝起きはキレてる。
華子
走り込みと筋トレが終わったら朝食だ。僕は毎日幼馴染みそしてたったひとりの親友と学校へ行っているので待ちあわせに遅れるわけにはいかない。
華子
母さんが毎日朝食をつくる。料理は全般母さんだ。そのせいだとは思うが、朝やっている、走り込み筋トレは全く聞いていない。身体に肉がつかないからかもな。
華子
あれか?美少年は細くて白いとかいう奴か?せめて細マッチョとかにさせてくれ。
母さん
華子
男に可愛いって何だよ!クソッ。 もういいや。準備して親友そして幼馴染みのところへ行こう!それが一番の癒やし。
華子
母さん
もぉー!朝から最悪だよ!
華子
何だ?背後に気配が…
??
華子
華子
華子
涼也
涼也
そう!コイツが親友であり、幼馴染みのやつ。名前は涼也(りょうや)。 名前もかっこいいけど、コイツは全身かっこいいぞ。
涼也
華子
華子
華子
涼也
華子
涼也
華子
涼也
ギュッ
涼也
華子
そう。僕はこいつが大好きであり、こいつの筋肉を愛しているのだ。
部活で鍛えられたこのきれいな筋肉。惚れ惚れしてしまう。男らしい体とはまさにこれだ。ふわふわ。
華子
華子
涼也
華子
涼也
華子
ふぅ。今日は朝から沢山甘えてしまった。だってこいつの照れる反応可愛いんだもん!仕方ないじゃん!顔真っ赤だし耳まで赤いんだぞ!?これがたえられるか!
僕はこいつにガチ恋なんだ。
そう。これは僕の恋物語だ。
みんな!優しくみまもりたまえ!
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