目を開けるとそこは暗く重い空気の漂う場所だった、そして腕足首に拘束具が付けられており異能は発動できなかった
中原中也
はぁ思い出したくもない懐かしい部屋だな
太宰治
思い出してくれて嬉しいよ、中也
中原中也
……太宰…
太宰治
久しぶり中也?今では武装探偵社とずいぶんと仲良くやってるみたいだけどまたポートマフィアに戻る気はないかな?
中原中也
ねぇ入ったらてめぇは首領を殺して王座に座るだろ。てめぇは変わっちまったな、織田が死んでから、
太宰治
そうかい?私は変わっていないけど
中原中也
……変わってるよ、どこかの世界線のお前とこの世界のお前が重なって見える
太宰治
驚いた中也も自分の記憶を覚えてたんだ
中原中也
できれば忘れたかったよ、てめぇの無様な姿に歓喜を覚えたこともあったが、それよりもてめぇは勝ち逃げしたんだからなァ?
太宰治
まぁ君の思考なんて今はどうでもいいんだけどね
中原中也
要件は何だ、武装探偵社を潰したいならあんな下っ端共寄越さないだろ、俺をここに転送させるためにしくんだ道具だったんだろ?
太宰治
んーそうだねぇ、君がポートマフィアに戻らないというなら…君をここに閉じ込めてしまおうか
中原中也
………………………は?
中原中也
おいどうした太宰、ついに頭までおかしくなっちまったか、いや最初からおかしいか…
太宰治
君は分かってないんだよねぇ
太宰治
私がどれだけの我慢をしたかを
中原中也
先刻からお前頭おかしいぞ、どうした?
太宰治
うるさいなぁ少し黙って
中原中也
むぐっ
太宰は中也に猿轡をし黙らせた
中原中也
ぐっ
太宰治
無様だね、それがいいんだけど
太宰は意味のわからないようなことを言って一つため息を吐き俺に目隠しをして部屋を出ていってしまった。
中原中也
(だめだ、思ったよりきつく縛られてる、それに筋肉にうまくっ力が入らねェッ、クソッ彼奴等大丈夫なのか?俺がいない間にまた襲われたらどうする、もし死んじまったら…いやそんなわけないだろそうだろ大丈夫だあいつらなら大丈夫だろ………大丈夫なのか?もしポートマフィアの主力が一気に投入されちまったらあいつらは…あいつらは、敦だってまだ未熟なただの青年だっつぅのにどうしよう彼奴がまたマフィアの手に落ちちまったら…また彼奴は不幸な人生に……)
中也は過去のことを思い出して震えていた、そんな状況で鉄と鉄が擦り減らされて扉が開けられる音がした。
主
あ、お久しぶりです。こんにちは主です。タグは付いてますからね、もう何も言えまい、ふっ。まぁ趣味以下程度だしね?
主
あっじゃあさよなら







