友紀
外に出た瞬間感じた肌寒い空気の中 僕はそれを実感した
友紀
あの日のことを思い出す
突然だけど、少し前の話をしようと思う
あれは、少し肌寒くなってきた冬の話だった。
晴
友紀
晴
友紀
晴
友紀
ーーー彼女の名前は佐倉 晴 サクラ ハル
明るくて、時に窓からやってくる思春期男子からしたら大迷惑なおてんば少女だ
晴
晴
友紀
ぐ、ぐうの音も出ない…
何故ならば僕は生粋のゲーマー!! 今!この冬休み中は1回も外に出ていない!
もうすぐ中学生だから勉強しよう… と思ってるのに、体は勝手にあの大手会社の任伝堂のスイッピを握っている…
友紀
晴
友紀
晴
友紀
晴
友紀
ーーー無理なのは 僕も知っていた
晴
晴は 世界でもまだ解明されてない奇病の持ち主だ。
ーーーそれは、晴も知っているはずだった。
でも晴は、僕を元気付けるためだけに笑顔でこんな嘘も吐く
友紀
晴
友紀
晴
友紀
その寂しそうな顔を見て思った この嘘は何時まで続くのだろうか?
僕がもう治らないって事を知っていると知った時? それとも大人になった時?
それとも…
ーーーこれ以上考えるのはよそう
晴の優しさで、その気遣いで、
晴自信が傷ついているのは目に見えた
何よりも晴がこうやって傷ついているのに
見ていることしかできない自分に
ーーーとてつもなく、 嫌気が差した。
ーー1話終了ーー
山田 伊月💤
山田 伊月💤
山田 伊月💤
友紀
晴
山田 伊月💤
山田 伊月💤
山田 伊月💤
山田 伊月💤