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保鳴 鳴保 いろいろ

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保鳴 鳴保 いろいろ

1 - すけべになる感じの【保鳴】 not18禁

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2024年07月13日

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光るゲーム画面はスコアを表示したまま動かない。 部屋は辺り一面散らかっており、布団周りが少し空いている程度だろう。 汚いことに変わりはないが。

鳴海

……おい保科

先に声を上げたのは部屋の主である鳴海だ。

保科

…ん?どないしたん?

わざとらしく保科は問いかける。

鳴海

いや…だからな、ッ

保科

だから?

鳴海

跡をつけるのをいい加減やめろと言っているんだ!ほかの隊員に見られたらどうする!??!!?

かなりの大声である。 そんな鳴海の必死の抗議に対し

保科

まあ…別に見せ付けとけばええんちゃう?

保科はケロッとした表情で返す

鳴海

はああああああ??ダメに決まっとるやろがい!!!
いいから跡をつけるのをやめ……っ、

保科

え〜?ほんまはつけてほしいんやないん?

鳴海

んなわけあるかあ!!!

この2人、カップルではあるのだが 甘い雰囲気:そうじゃない雰囲気の比率が1:9なのだ。 側から見たら、保科が鳴海を布団に押さえ付けて跡–キスマーク–をつけている様子を除けば、最早揉め事が起きているようにしか見えない。 というか音声だけで言えば完全にそうとしか思えない。 保科が傍観者であれば爆笑していたであろう光景である。

鳴海

だから本当にやめろと……うぁっ!?

保科

感じてるん?

鳴海

ち、が……ぁっ

鳴海が焦ったように口を覆うが、その手を保科は押さえつける。

保科

声、ちゃあんと聞かせてや

鳴海

な、…っふ…ぅ

保科

それにしても敏感やな〜
コッチの方まで才能あるなんて流石、鳴海隊長やな!

鳴海

……お前、絶対馬鹿にしてるだろう……っく…

徐々に声が甘さを帯びてゆく。 つ、と背筋をなぞれば身体が跳ねた。 あの最強とも名高い鳴海を自分が抱いているなんて、いったい誰が思うだろうか。

保科

(あかん、勃ってきた…)

誤魔化すように鳴海の唇にキスを落とす。 トントンと舌で口をつつけば、意図を察したのかゆるゆると口を開けた。 正直今すぐ挿れたいのが保科の本音である。

保科

(…そう言えば、今日は討伐任務があったんやっけ。
………ヤったら怒るかな…)

僅かに思案するも

保科

(まあええか)

サクッと思考を切り替えた。

そりゃ、愛する恋人の健康は大切であるし、その関係を抜きにしても鳴海には健康でいて貰わないと困るのだ。 だが、それ以上に性欲が勝った。 およそ1ヶ月ぶりの逢瀬である。 こんなにえっちな恋人を前に抱かないという選択肢はあるのだろうか。

否、ない。

保科は躊躇う事なく鳴海の太腿を掴むと、大きく左右に広げた。 いきなりの行動に鳴海は思わずといった様子で股間を手で隠す。

鳴海

んぅ!?…ん……ぷはっ、………いや、待て保科

保科

何や?

鳴海

いや何じゃないだろう!?
その、なんだ、お前はボクとセックスしたいのか!?今すぐ!?

保科

せやけど

鳴海

即答するな!!!!

やっとの甘い雰囲気はどこへやら、早速鳴海は抵抗を始める。 黙ってそれを見ていた保科は、眉を下げて問いかけた。

保科

……鳴海隊長は、僕とシたないんです…?

鳴海

ぐっ…
いや、別に…そういう訳ではない…が…

保科

なら構わへんね

鳴海

は?

保科はいっそ清々しい程の笑みを浮かべていた。 視界が反転する。

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