エリカ
ごめんなさいね。
放ったらかしにして、私は、月の国、エーレスの第一王女、エリカ・アルーナ。訳あって、月から逃げてきたの。
ごめんなさい。
放ったらかしにして、私は、月の国、エーレスの第一王女、エリカ・アルーナ。訳あって、月から逃げてきたの。
ごめんなさい。
祐梨安
それは、いいけど…………
なんで、逃げてきたの?
なんで、逃げてきたの?
エリカ
ここだと、まずいから、あなたの家に行っていいかしら?
話はそれから。
話はそれから。
祐梨安
わかった。
私たちは、家に帰った。
エリカ
ここが、あなたの家なのね。
私のところとは、えらい違いだわ。
私のところとは、えらい違いだわ。
祐梨安
そりゃ、どーも。
で、どうしてか理由を聞かせて。
で、どうしてか理由を聞かせて。
エリカ
まず、私は、普段通り過ごしていたわ。
彼が、私の婚約者、フィリックが捕まるまでは………。
いきなり、ある日、フィリックの行方不明が告げられたの……………
彼が、私の婚約者、フィリックが捕まるまでは………。
いきなり、ある日、フィリックの行方不明が告げられたの……………
使用人
!!エリカ様!!
エリカ
!!何事?
使用人
フィ、フィ、フィリック様が、行方不明に!!
エリカ
!!どういうこと?
使用人
…………。分かりませんが、行方不明になったとの報告が………。
エリカ
私は、この時、本当に不安になったわ。
だって、2日以上、彼に会ってなかったから。
だって、2日以上、彼に会ってなかったから。
祐梨安
なんで、会えなかったの?
エリカ
忙しいからかな?って思っていたのよ。
でも、なんも知らせもないから、こっそり調べてもらっていたの。
それが、この結果よ。
でも、なんも知らせもないから、こっそり調べてもらっていたの。
それが、この結果よ。
祐梨安
見つかったの?
エリカ
いいえ。私は、必死で、探したわ。
でも、見つからなかった。
でも、見つからなかった。
祐梨安
他に何か見つかったとかは?
エリカ
ええ、少しの手がかりは、見つかったけど、周りは諦めなさいというばかりで、しょげていたその時、城に奇襲がかかったの。
パプー
エリカ!逃げて!
エリカ
!どうしたの?
パプー
魔族が………
エリカ
魔族!?
パプー
早く逃げて、僕は、あとで行くから。
エリカ
お父様とお母様は?
パプー
…………。
エリカ
!!そんな!!
パプー
そんなこと考えてないで、行くだよ。
ってきっと、陛下なら、言ったよ。
だから、早く。僕は、必ず、行くから。
ってきっと、陛下なら、言ったよ。
だから、早く。僕は、必ず、行くから。
エリカ
わかったわ。でも、あとなんかいやよ。パプーも一緒なんだから。
パプー
!!
私は、パプーを抱えて、ワープの力を使ったわ。
エリカ
大丈夫?
パプー
何とか。でも、ここは?
エリカ
ここは、多分、町中ね。
ここまでこれば、安心ね。
ここまでこれば、安心ね。
パプー
でも、ここにいつまでも居られないよ。
エリカ
そうね。
パプー
そういえば、あの子、元気かな?
エリカ
…………。ユフィカのこと?
パプー
うん。
エリカ
あの子は………。
パプー
あの事件以来、連絡取れてないんでしょ?
エリカ
まぁ、そうだけど…………
パプー
僕、探しにいく!!生まれ変わってるかもしれないよ。
エリカ
だけど……
パプー
あの子の力なら、きっと…………
エリカ
わかった。情報によれば、地球に行ったとか言ってたっけ?
パプー
じゃあ、そこに行こ!!
エリカ
そうね。行きましょう!
エリカ
って感じで、ここにきたって話。
祐梨安
そう。でも、私は、そのユフィカって子じゃないよ。
エリカ
でも、力は、一緒よ。
ユフィカとは、友達だったから、保証するわ。
ユフィカとは、友達だったから、保証するわ。
祐梨安
…………。
私は、信じられなかった。 まるで、私がユフィカって子の生まれ変わりみたいで…………。