テラーノベル
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放課後の教室は
窓からの夕焼けが、机に反射し
少し暖かい。
誰も居ないから、なのか
カラスの鳴き声と、俺の足音が
教室中に響く。
ずっと、君が好きだった。
生きる価値の低い俺でも
" 君のために生きたい " と思えた。
あの、優しく輝いている笑顔に
あの、素敵な容赦に
あの、胸が熱くなるような言動に
君の全てに、救われたんだ。
無駄だと分かっていても
この気持ちは抑えられない。
恋をしたのなんて、いつぶりだろう。
もう、恋なんてしたくないと
思ってたはずなのになぁ···笑
カーテンの隙間からの
涼しい風が、俺の頬を撫でる。
風の勢いで、髪が靡く。
目を瞑ると、爽やかな木々の香りが
教室、廊下へと、広がっていく。
段々と、空が薄暗くなるのが
俺の席から見えた。
そろそろ帰ろうかな、と席を立つと同時に
5時の鐘が鳴った。
俺は、この鐘を聞く度に
幼少期の頃を思い出してしまう。
まあ、もう過ぎた事だけど。
君への愛は
どのくらい時が経っても
消えないような気がした。
~ 注意 ~
この作品は
「星蘭の小説コンテスト」
というコンテストの参加のため出した物です。
気軽にコメントやいいね等やって貰っても
全然構いません。
ですが、コンテスト開催者(星蘭様)
に迷惑のかかるような発言は
控えて頂きたいです。
宜しくお願い致します。
コメント
2件
わお…雰囲気がめちゃくちゃ好きすぎる‼️🫶🏻 参加してくれてありがとうー!