太宰
国木田
お昼休憩。私は卵焼きを口の中に放り込んだ。
太宰
太宰
太宰
太宰
わたしが得意気に話しても国木田君は右耳から聞いて、左耳に私の言葉を流す。
何故、私が突然中国語の話を始めたのかというと先日中国人?台湾人?親子に道を聞かれたから。
多少なら聞き取れるものの、親子は私が判るのをいい事に、次が次へと異国語を飛ばす。
英語交じりのカタコトな中国語でなんとか道を教え、やはり世界一の人口を誇る国の言語は買い物ぐらいできるようにしとかねばと、思った次第だ。
そして、国木田君は元教師故、何か面白い話が聞けるのではないかと少し、期待した。
国木田
国木田
私はは〜い〜と抜けた返事をし弁当の中身をかきこんだ。
国木田
太宰
国木田
国木田
何を言っているかはさっぱりわ、からなかったが何故か国木田君は顔をうつむけていた。
そして、彼の耳はほんのりと赤く色付いていた。
喩え、私が中国語を話せなくても、解らなくても、正直私はどうでもいい。
国木田君がそばにいてくれるのならば。
私はそれでいい。
太宰
国木田
国木田
太宰
ずっと、ずっと此の儘で。変わらぬように。脅かされぬように
大好きな人と毎日、盃を交わせますように
コメント
4件
中国語が話せなくても、中国語がわからなくても大丈夫です。 あなたが私のそばにいる限り。 って翻訳したら出てきた…最高
国木田さんいつも太宰さんに向かって当たり強いけど回りくどいやり方で 自分の気持ち伝えてるのがめっちゃ良い‼︎ツンデレ感が半端ない‼︎