脇役が憧れたのは＿＿?

合宿最終日

プッシーキャッツ達の提案で肝試しを行うことになった

補修の面々はまだ知らない。

今現在、肝試し会場は完全にヴィランとの戦闘で荒れているのだった

プッシーキャッツ達の判断で補修の面々がいる所へ行って安静に！というお願いが出された

私は緑谷達とは違う道に来てしまった為、ここからあそこまで行けなかった

どうやら私が小大さんだと思っていたもの…それは小大さんではなかった。

途端、黒針が私を囲みこんだ

小大さんだと思っていたもの…その正体はこの少女、年齢的に10代前半…

急に黒針が動き出し、麗良めがけて飛んでいった。だが、麗良は近くにあった木の板で黒針を刺し、盾替わりにした

次々と繰り出される黒針、それぞれが麗良をめがけて飛んでくる。　その際に麗良は全力疾走し、木をどんどん盾にしていった

どうやら避けきれず腕に2本ほど、足に1本ほど刺さってしまっていた

途端、彼女の周りに黒い気体のやうなものが現れ、彼女の手に巻きついて固まった。

この物体、全く壊せる気配もない

途端彼女の手が目の前に来ていて、私は一気に頬を打たれていた。

あのとき、いつの間にか私達はそのままこちらの建物の近くに来ていたのだった 軌道だけでも変えよう、そう思っていた。 でももう遅かった。私は勢いよく壁をぶち壊し、部屋の壁にそのままぶつかり、倒れ込んだ

壁が勢いよく穴が空き、何かが壁に激突した

あれは…

芦戸ちゃんと物間の首元に黒針が突きつけられた

途端、ブラド先生の操血によって女の子は拘束された

周りは一気に黒煙で溢れ、ほぼ何も見えなくなってしまった

彼女は隠していた黒針で拘束していたものをすぐさま切りつけ、解放し私に手を近づけた

お互いに手を伸ばしあった。 あと少し、ほんの少しだった時だった。 麗良が消えた。その一瞬で あの黒いのもいなくなり、霧も薄くなっていった

物間はその時、黒い女の子がいた所にある紙を見つけた。

その中には、場所、経緯、敵名、そして個性の種類などが書かれている紙を落としていった

助けられてたのかなぁ

こんなの私は望んでやってるわけじゃない こんな汚れ仕事どうしてやらないといけないんだろうか

でも、やめたら此処以外私の居場所は本当にあるのかな？

こういうとき、ヒーローなら、どうするの？

教えてよ

麗良ちゃん