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すたーと…っ、

リア友のリクエスト~♪

ぁ"う"っ…

ヒュー…ヒュッ…はぁっ…、

医者

深呼吸しようねー、

医者

ゆっくり、ゆっくりねー、

医者

はい、吸ってー、

カヒュッ…ゴホッ、ゲホッ、

医者

出来る?

う"ぁっ…

カヒュッ…スゥッ…ヒュー…ヒュ-…

医者

ん、吐いてー、

ゴホッ…ゴホッ、ヒュー…ヒュ-…

桃、くん"っ、

苦しいっ…ポロポロ

大丈夫っ…大丈夫…っ、

すぐ楽になるから、

俺が楽にしてあげるから…っ、

はぁっ…はぁ"っ…

くるしっ…

蒼っ…蒼っ……!

医者

大丈夫 大丈夫ー、

医者

落ち着いて、ゆっくり息してー?

はぁ"っ…はっ…

はぁ……はぁっ…

医者

落ち着いた?

ん…はいっ…

医者

そうですか、良かった

はぁ…良かった…っ、

医者

それじゃあ、また何かあったらナースコールを押して下さいね、ニコッ

はいっ、ありがとうございました!ニコッ

医者

それでは、ガラガラッ…

良かった…

タヒんじゃうかと思ったっ…ポロポロ

なぁんで桃くんが泣くの、笑

大丈夫だよ、ニコッ

んっ…グスッ…

…でも…蒼はあとちょっとで絶対に治るよ、!

桃の名に置いて、俺が絶対保証するっ、!

…ふふっ、笑

ありがと、笑

ん…ニコ…

桃くん…っ、

っ…ウルウル

僕の彼氏の桃くん。

末期の心臓病の僕に、自身の心臓の移植をしてくれた人。

僕は手術が終わるまで、その事を知らなかった。

早く「元気になった」、と桃くんに伝えたくて。

それなのに、

桃くんはもう居なかった。

……桃、くん…

僕は自分よりも、

桃くんに生きていて欲しかった

僕に命を与えて、

それでいて、自分は何も言わずに消えてしまって。

一日中泣き叫んだ。

でも桃くんは戻ってこない。

僕がタヒねば良かったんだ。

ごめんなさい、桃くん。

カシャンッ…

恐る恐るフェンスに手を掛ける。

…………っ、

正直、怖かった。

でも、でも。

桃くんに会うんだ。

グッ…

飛び降りようとして、手に力を入れたその時。

カチャッ…

……っ、!

何してっ……!!グッ…

っ、!

話してっ…!

やだっ……!

桃くんの事で責任感じてるんですか?!

そうだよ!

それで何が悪いっ…!ポロポロ

なに言ってんだよっ!!

っ、ビクッ

桃くんは…!

蒼ちゃんのために…!

それでなのにお前がタヒんでどうするんだよ"っ?!

でもっ…、

僕がっ…僕が!

うるさいっ、!だまれ!

命を他人に与えられた奴が!!

生きるのが義務だろうがよ!!

でも!離してよっ…!

タヒぬ?そんなの!!

ただの桃くんへの裏切りだろうがっ…!

考えてみろ!ポロポロ

蒼ちゃんにまでタヒんでほしくない!!

桃くんが…蒼ちゃんを本当にここに残したいと思ったから…!

だから…!!

…分かったっ…ポロポロ

ごめん…ポロポロ

…分かれば、良いんですよ

僕も言いすぎちゃいました、ごめんなさい

ううん、

僕こそごめんね

黄くん、ありがとう

桃くんも…ね、

…うん、

ありがとう、桃くん ニコッ

下手w

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