蒼
すたーと…っ、
リア友のリクエスト~♪
蒼
ぁ"う"っ…
蒼
ヒュー…ヒュッ…はぁっ…、
医者
深呼吸しようねー、
医者
ゆっくり、ゆっくりねー、
医者
はい、吸ってー、
蒼
カヒュッ…ゴホッ、ゲホッ、
医者
出来る?
蒼
う"ぁっ…
蒼
カヒュッ…スゥッ…ヒュー…ヒュ-…
医者
ん、吐いてー、
蒼
ゴホッ…ゴホッ、ヒュー…ヒュ-…
蒼
桃、くん"っ、
蒼
苦しいっ…ポロポロ
桃
大丈夫っ…大丈夫…っ、
桃
すぐ楽になるから、
桃
俺が楽にしてあげるから…っ、
蒼
はぁっ…はぁ"っ…
蒼
くるしっ…
桃
蒼っ…蒼っ……!
医者
大丈夫 大丈夫ー、
医者
落ち着いて、ゆっくり息してー?
蒼
はぁ"っ…はっ…
蒼
はぁ……はぁっ…
医者
落ち着いた?
蒼
ん…はいっ…
医者
そうですか、良かった
桃
はぁ…良かった…っ、
医者
それじゃあ、また何かあったらナースコールを押して下さいね、ニコッ
蒼
はいっ、ありがとうございました!ニコッ
医者
それでは、ガラガラッ…
桃
良かった…
桃
タヒんじゃうかと思ったっ…ポロポロ
蒼
なぁんで桃くんが泣くの、笑
蒼
大丈夫だよ、ニコッ
桃
んっ…グスッ…
桃
…でも…蒼はあとちょっとで絶対に治るよ、!
桃
桃の名に置いて、俺が絶対保証するっ、!
蒼
…ふふっ、笑
蒼
ありがと、笑
桃
ん…ニコ…
蒼
桃くん…っ、
蒼
っ…ウルウル
僕の彼氏の桃くん。
末期の心臓病の僕に、自身の心臓の移植をしてくれた人。
僕は手術が終わるまで、その事を知らなかった。
早く「元気になった」、と桃くんに伝えたくて。
それなのに、
桃くんはもう居なかった。
蒼
……桃、くん…
僕は自分よりも、
桃くんに生きていて欲しかった
僕に命を与えて、
それでいて、自分は何も言わずに消えてしまって。
一日中泣き叫んだ。
でも桃くんは戻ってこない。
僕がタヒねば良かったんだ。
ごめんなさい、桃くん。
蒼
カシャンッ…
恐る恐るフェンスに手を掛ける。
蒼
…………っ、
正直、怖かった。
でも、でも。
桃くんに会うんだ。
蒼
グッ…
飛び降りようとして、手に力を入れたその時。
カチャッ…
黄
……っ、!
黄
何してっ……!!グッ…
蒼
っ、!
蒼
話してっ…!
黄
やだっ……!
黄
桃くんの事で責任感じてるんですか?!
蒼
そうだよ!
蒼
それで何が悪いっ…!ポロポロ
黄
なに言ってんだよっ!!
蒼
っ、ビクッ
黄
桃くんは…!
黄
蒼ちゃんのために…!
黄
それでなのにお前がタヒんでどうするんだよ"っ?!
蒼
でもっ…、
蒼
僕がっ…僕が!
黄
うるさいっ、!だまれ!
黄
命を他人に与えられた奴が!!
黄
生きるのが義務だろうがよ!!
蒼
でも!離してよっ…!
黄
タヒぬ?そんなの!!
黄
ただの桃くんへの裏切りだろうがっ…!
黄
考えてみろ!ポロポロ
黄
蒼ちゃんにまでタヒんでほしくない!!
黄
桃くんが…蒼ちゃんを本当にここに残したいと思ったから…!
黄
だから…!!
蒼
…分かったっ…ポロポロ
蒼
ごめん…ポロポロ
黄
…分かれば、良いんですよ
黄
僕も言いすぎちゃいました、ごめんなさい
蒼
ううん、
蒼
僕こそごめんね
蒼
黄くん、ありがとう
黄
桃くんも…ね、
蒼
…うん、
蒼
ありがとう、桃くん ニコッ
下手w







