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玲沙

ふぅ、

溜息をつきながら 何時もの病室に向かう

「 玲沙って本当に虎杖と付き合ってないの? 」

毎回毎回同じことを聞かれ 否定し続けるのは

流石に疲れる

看護婦

あら、玲沙ちゃん?

看護婦

今日もお見舞い?

玲沙

はい

看護婦

偉いわねぇ

看護婦

虎杖君なら病室に居るわよ

看護婦

今日も言い合いしてたわ

相変わらず元気だな

玲沙

じゃあ、そろそろ行きます

看護婦

うん

看護婦

引き止めてゴメンね

玲沙

いえ、お仕事頑張って下さい

看護婦

ふふっ(笑)

看護婦

ありがとニコッ

ガラガラ

ガラガラ

玲沙

お待た

「 俺みたいになるなよ。 」

玲沙

せ、

話を遮ってしまったか

虎杖

あ、玲...

虎杖

爺ちゃん、玲来たぜ

爺ちゃん

虎杖

爺ちゃん?

ベッドに横たわる爺ちゃんは 息をしていなかった

玲沙

悠仁...

玲沙

爺ちゃん

「 もうタヒんでる 」

何時もの病室では 考えられない静寂が

受け止めたくない 真実を物語っていた

病室の天井を見上げて

鼻をすする幼なじみは

見なかったことにしようと思う

同情も慰めも

彼は望まない

そういう人間だってことを

私は知っているから

それでも

____

たった一言だけ

彼に伝えた

それが 彼の心の支えにならなくても

大丈夫

彼の淋しい背中を見たら 口が勝手に動いた

唯、それだけだから

全て終わった頃には

もう日が落ちていて

空がどっぷりと

黒く染まっていた

ドクンッ

玲沙

終わりました

病室の片付けを終え 看護婦さんに声をかける

看護婦

有難う、お疲れ様

玲沙

はい

玲沙

あの、虎杖は

看護婦

あ、何か男の子と一緒に走ってどっかに行っちゃったわよ

玲沙

男の子、?

友達でも来たのだろうか

看護婦

えぇ、見ない顔だったけど

看護婦

お友達かな?

玲沙

分かりました

玲沙

有難う御座います

看護婦

玲沙ちゃん、今まで有難うね

玲沙

それは此方の台詞です

玲沙

お世話になりました

看護婦

良いのよ

看護婦

二人とお話出来るの楽しかったしね

玲沙

では、又

看護婦

えぇ

看護婦

体調と怪我には気をつけてね

玲沙

有難う御座いますニコッ

校門前

玲沙

忘れ物とか久しぶり

玲沙

それにしても、

この禍々しい 負のオーラはなんだろう

玲沙

これは、やめといた方が、

ドカァン

玲沙

は、?

屋上から爆発音

玲沙

なんなの一体...

警察を呼んだ方が良いだろうか

玲沙

タダでさえ忙しい時、に、

嫌な予感が脳内を巡る

「 悠仁は? 」

玲沙

いや、まさか、

其処に居るの?

玲沙

はぁ、ったく

行くしかない

?? side

あの日から

心にぽっかりと穴が 空いている

もう一生埋まることの無い この穴を

見ぬふりして

この仕事を続けてきた

なのにまさか

君が現れるなんて

思わないジャン、

目の前にはボロボロの教え子

そして今僕が担いでいるのは

"宿儺の器"

いやぁ、面白いことが 起きるもんだね

?

でも、タヒなせたくありません

??

私情?

?

私情です

?

何とかして下さい

??

(笑)

??

可愛い生徒の頼みだ

??

任せなさーい!

カツカツカツ

??

お?

?

?

何か来ますね

??

僕の後ろにいなよー

?

...はい

バンッ

¿

あ、

??

ッ!?

出てきたのは

白色の肌に クリクリとした瞳

絹のように美しい髪をした 一人の女の子

レイサ 『 玲沙 』

嗚呼

こんな事が 有っても良いのだろうか

玲沙 side

階段を駆け上がって 屋上の扉を開ける

目の前の光景は私の 予想を遥かに超えた有様だった

崩れた屋上

怪我をしている男子

目隠しをしている 変な男

然して

玲沙

悠仁ッ!!

虎杖

其の変な男に担がれている 唯一の幼馴染

玲沙

貴方達は誰ですか?

??

玲沙

悠仁をどうするつもりですか

??

......

無言で私を見つめる

というか目隠ししてるから 見つめられてるか分からないけど

玲沙

...あの、

??

れいさ、?

玲沙

は、?

??

玲沙、

何度も何度も 確かめるように

私の名前を反響する

玲沙

ちょっと、待って、下さい

玲沙

なんで、

「 私の名前知ってるんですか? 」

??

そう問いかけると

??

ははっ、

??

マジかぁ、(笑)

其の人は苦しそうに でも少し嬉しそうに笑った

気がした

トンッ

玲沙

ッ、ぁ...

ドサッ

「......、」

誰の声、?

知らない、筈の声

なのに

懐 か し ゐ

ガバッ

玲沙

ハァ、ハァ...

玲沙

...、は?

目が覚めると 高級そうなベッドの上にいた

どうやら 気絶していたらしい

??

あ、起きた?

玲沙

ッ、!?

バッ

突然の声に 思わず驚いてしまう

玲沙

ぃ"ッ、

動かした首に 痛みが襲う

??

首、痛い?

玲沙

……

??

ごめん

玲沙

...誰ですか

玲沙

私をこんな所に連れてきて

??

...( 笑

??

うん、

??

やっぱりそうなるよね( 笑

彼は又笑って

こう言い放った

五条

僕は五条悟

五条

君の担任の先生だよ

玲沙

、はァ?

ど う や ら

厄 介 な 人 に 捕 ま っ た ら し い

?¿ side

( 笑

「 やっと逢いに来たのか 」

「 御前に逢うのは何百年ぶりか 」

「 なァ(笑 」

レイ 『 彾 』

「 俺の許嫁 」

𝐧𝐞𝐱𝐭 ♡500

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コメント

7

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えもう愛読する

ユーザー

タ イ プ タ イ プ 🫣

ユーザー

どタイプすぎた

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