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す、すごいッ…神作だ…
途中の写真は私が撮りました。 あと1〜2話で完結予定。
あれから、二言三言話して通話を切った
シングルタスク人間には、 電話しながら身支度することでさえ難しい
そのため、簡単に身支度をしてから かけ直すことにしたのだ
私
いつも明るく、怖いもの知らずの友人
普段なら、絶対に弱みなんか見せない
そんな奴が、今日は珍しく 憔悴した様子で助けを求めてきた
「俺どうすればいい?」
私
私
私
大事にならなきゃ良い
私
なんだか、嫌な予感がする
私
部屋着から着替え、 財布などを詰めたバッグを持つ
私
誰もいない家に、そう投げかける
暗い室内が妙に不気味だった
ー屋外ー
まだ桜も咲いていないというのに、 初夏の夜のような生温い気温
空は暗く、薄っすらと 月の位置がわかる程度に曇っていた
街灯が人っ子一人いない住宅街を ぼんやりと照らしている
私
なんとも言えない気味の悪さを感じ、 少し嫌な気分になった
私
(電話の待機音)
私
うわぁぁん!寂しかったよー!
私
だってだってぇ! 誰も居なくて気が狂いそうだったんだよ!
私
ひでぇなお前! 冷酷!薄情者!!
私
あっ、無視ですか
うーん続きか〜
、、、
どーしよっかな〜!
私
はい、すみません
えーっと、どこまで話したっけ?
私
あぁ!そうそう、秘密基地だ!
驚かないで聞いてくれよ
私
私
うん、まぁ、、、ある意味そう
私
△△ちゃんっぽいんだけど 明らかに違う何かがいた
私
形は△△ちゃんなんだけど 全身が真っ白で目が複眼になってて それが8つあんの
私
私
だってそれ以外は女の子なんだよ!
私
いや、△△ちゃんがいっつも つけてた髪飾りもしてたし
それに記憶のまんま
1番似てるのが△△ちゃんなの!
私
私
いいのかよ
私
へーい
まあ、化け物がいた訳よ 俺ビックリしちゃってさ、おもわず
わああぁぁぁぁ!!
って叫んだんよね
私
いやぁ、ごめんごめん!
そのときの状況をなるだけ 再現したほうがいいかなって
私
てへへ
私
あんまりにもデカい声 出したもんだから相手も 驚いたみたいで、後ろに転んでた
私
そーだろー! △△ちゃんみたいに可愛いんだよ〜!
噛まれたけど
私
私
噛まれたとこめっちゃ痛ぇの
なんかの毒持ってたかもしれん
私
そうかもしれないけど、 ここクッソ寒いから多分そっちだと思う
私
私
なんで異世界だと思った、だっけ? いくつかあるんよね
ここ気温も低いんだけど 何より蜘蛛が多くてさ
それに、そっちって今日半月だろ? こっち満月なんよな
気温と蜘蛛はともかくとして、 月に関しては絶対おかしいじゃんか?
私
今お前が持ってる鉄の板で調べろ
検索アプリを開き、今日の月と検索する
私
こっちの月
私
しゃーない、スマホなんだから
私
だろ? だから、ここは少なくとも日本では無い
私
私
ある、たすけて
私
私
! ありがとう
私
私
わかった!マジでありがとう!!