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大罪の悪魔達の居場所に行き、悪魔達(+‪α)と合流した一行。 そこには、堕天使である北条 架純が居た。

こちらへとやって来た一行に気付くと、架純は声をかけた。

北条 架純

お疲れ様です、皆様。

北条 架純

事情はアーゼル様からお伺いしました。
駆けつけられず申し訳ございません。

式阿岐 フレハ

んー、この子は……?

ルナ

北条 架純。

ルナ

私達と同じ堕天使の子。

式阿岐 フレハ

へえぇ……

式阿岐 フレハ

本当に堕天使……?

式阿岐 フレハ

めちゃくちゃいい子じゃん……
え、本当に堕天使なの……?

※他の堕天使に大変失礼なのでやめましょう

アーゼル

……聞いたよ

アーゼル

行方不明事件に巻き込まれかけたんだってね?

式阿岐 フレハ

あぁー……。

式阿岐 フレハ

そういえばそうだったね。

北条 架純

私も助けに行ければよかったのですが……。

北条 架純

仕事の都合ですぐに助けに行けませんでした。

式阿岐 フレハ

(いや本当にいい子だなぁ……。)

アーゼル

……だけど、その犯人はまだ分かっていない。

ミント

そうそう!

ミント

僕達があれが行方不明事件に関係してるって知ったのは、あれを見た後だったからなぁ……。

ルナ

自然に出来たものじゃ説明がつかない。

ルナ

……それくらい、不自然なものだったよ。

一行はしばらく考え込む。 被害者をすぐに助けるにはどうしたら、といったものだった。

式阿岐 フレハ

……あれ、クロエは?

アンヘル

そういえば居ないような──

クロエ・フニィ

……ここに居る。

式阿岐 フレハ

ん、何してんの……?

2人の足元からひょっこりと顔を出したクロエ。 そんなクロエのすぐそこには、クロエに抱きつきながら クロエの体に顔を埋めるシロエが居た。

シロエ・フニィ

クロエーーっ!!

シロエ・フニィ

無事でよかったよぉ……。

クロエ・フニィ

……シロエも無事でよかった。

式阿岐 フレハ

おぉう……。

式阿岐 フレハ

あれ、何の話してたんだっけ?

アーゼル

君達が迷い込んだ空間のことだよ。

アーゼル

あそこはいわゆる異空間。

アーゼル

あんなに広い異空間は、自然には出来ないだろうね。

式阿岐 フレハ

要するに、行方不明事件には犯人が居るってことだよね?

アーゼル

そうそう。

アーゼル

それで、その調査をしたいところなんだけど……

アーゼル

そこで、ここのメンバーで3つに別れたいんだ。

エルサレム

どうやって犯人を探す? っていうところから始まるよな。

アーゼル

とりあえずは地獄を探すよ。

アーゼル

聞き込み調査をする班、異空間付近を調べる班、能力について調べる班の3つだよ。

アーゼル

だから、ひとまずは──

聞き込み調査班 レジア、レジェン、シロエ、ルナ、ミント、リルゼ、翠 現地調査班 泣、幸斗、アンヘル、アエル、クロエ、アーゼル、ステラ 能力調査班 エシェ、ローザ、エルサレム、三日月、架純、シャーレイ、フレハ

エシェ・エリック

(なんかすごい組み合わせになったな……。)

アーゼル

あ、エシェ。

アーゼル

君にこれを渡しておくよ。

アーゼル

もし調査中に何かあったらこれに連絡してね。そしてこれはメモなんだけど……

エシェ・エリック

……どうしてこれを俺に?

アーゼル

君になら出来そうだと思って。

アーゼル

それじゃあ、頼んだよ♪

第1班 聞き込み調査班

レジア・フローズ

聞き込み調査とかどうしたらいいか全然分かんないよぉ〜!

レジア・フローズ

レジェンは分かる?

グラスラーバ・レジェン

え、知らん

グラスラーバ・レジェン

俺に聞くなし

レジア・フローズ

そっかぁ〜……。

ルナ

……聞き込み調査班はここかな?

ミント

多分〜!

リルゼ・ディスティニー

どうも~。

リルゼ・ディスティニー

ここは聞きこみ調査班だよね。
私、リルゼ・ディスティニー! よろしく!

リルゼ・ディスティニー

運命神だよ〜!

天河 翠

僕は天河 翠。リルゼちゃんと同じで神様やってるよ~。

天河 翠

よろしくね~。

第2班 現地調査班

璃小狐 泣

なんか不思議なメンバーだねー。

璃小狐 泣

あ、幸斗くん! よろしくぅ!

如月 幸斗

……あっそ

璃小狐 泣

うわぁつ~め~た~い~!

アンヘル

あ、ちょ、アエルさん。

アンヘル

現地調査班はこっちで……

アエル・ルミナ

ふむ、そうであったか。

アエル・ルミナ

我はアエル・ルミナ。

アンヘル

……そ、それだけ?

アンヘル

ま、まぁいいか。

アンヘル

あたしはアンヘル。
皆さん、今日はよろしくね。

ステラ・イーリス

現地調査班……。

ステラ・イーリス

危険が伴うかもしれませんね……。
ですが共に頑張りましょう。

ステラ・イーリス

あ、私は冥界の案内人のステラ・イーリスです。以後お見知りおきを。

璃小狐 泣

これで……5人?

璃小狐 泣

あと2人足りないよね?

泣がそのような話をしていると、少し遠くからクロエとアーゼルがやって来るのが見えた。

アーゼル

やぁ。お待たせして申し訳ない。

アーゼル

現地調査班が1番危険に晒されることの多い班だから、この班は僕も入ってサポートするよ。

クロエ・フニィ

私も手伝う。
よ、よろしく……。

第3班 能力調査班

エシェ・エリック

……能力調査班ってなんかイマイチパッとしねぇよな。

ロザーリヤ・ブトーリナ

まぁまぁ、あんまり危険じゃないってところではいいんじゃない?

ロザーリヤ・ブトーリナ

エルサレムちゃんもそう思わない?

エルサレム

どうして大罪の悪魔がこんなことをしなきゃいけないのかって思うけどな。

ロザーリヤ・ブトーリナ

あらら、お怒りみたいだね~。

篠村 三日月

お、集まってる集まってる~。
こっちでいいんだよね確か……。

北条 架純

こちらが能力調査班でしたね。
よろしくお願いします。

シャーレイ

はぁぁ……頭使うんだったら先に甘いものが食べたいなぁ……。

式阿岐 フレハ

甘い物?

シャーレイ

そう。糖分補給したい……。

式阿岐 フレハ

へ~、なんか変わってるね。
まぁ調査だけだから大丈夫じゃない?

そうしてそれぞれ調査が始まった──。

……誰も、この時点では知り得なかっただろう。 後に“とある事件”が起こるということを。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

8

ユーザー

みんなアエルちゃん呼びなのね😂 続き楽しみです!夏バテに気をつけて下さいね!

ユーザー

続きたのしみにしてます✨

ユーザー

書き方が好きすぎるし物語の終わらせ方が凄い…めっちゃ気になります…

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