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これは後から聞いた話しだが、この時父は1年前会社をクビになり、1年間家族に隠していた
毎朝いつも通りの時間に出ていつも通りの時間に帰る。表面上なにも変わらなかった。気づけるはずがなかったのだ
当時、私の家では銀行口座は3つあった
父の財産、母の財産、夫婦共用の財産の3つ
母は私が小学校に入学する準備として新しく私用の口座を作ろうとし、夫婦共用の財産が320万減っていることに気づいたのだ
基本夫婦共用口座はなかなか使わなかった。私の将来の教育費などを貯めるだけだったのだ。
口座から大金がなくなった原因は父だった。
父は会社をクビになった後、朝家を出てそこや辺をずっと歩き回ってそのあと夜帰る。それを最初のうちはしていたらしい。
しかしある日若い女の子に投資する…つまりパパ活のパパ側になったのだ
そのため自分の金では足りなく、夫婦共用の金も使っていったのだろう
そしてそのあと父は昼は部屋に篭り、夜になると家を誰にも気づかれないよう静かに抜け出し、いろいろなことに散財していった
やがて貯金は底をつき、父は親戚から金を貸してもらうようになった。しかし返すことはしなかったようであっという間に縁が切れていった
そのあと父は借金をした。借りたところは父が選ぶだけあってずいぶんヤバいところから借りたらしい。
当たり前のように借りた金は返すことはなく、ヤクザのような人が家に来ることとなった
母はその時点で何かあった時のためにお隣の山口さんのところに事情は説明し、何かあったら私を預かってくれるように頼んだのだとか
そして母と父は私を巻き込まないように私を置いて夜逃げしたらしい
山口家では快く私を受け入れてくれた
山口(母)
そういって優しく私に微笑みかけてくれた
愛菜
私は少し面識はあったもののそんなに懐いているというわけでもなかった
遥真
ちなみに彼のアイコンは彼ご指名
愛菜
彼とは保育園が一緒なことから仲が良かった
私にとっては彼はとても安心できる存在だった
愛菜
遥真
私たちはすぐに打ち解けられた
小学校高学年の時、ある1人の男子生徒が私にとって1番されたくない質問をした
男子生徒1
私はその時、母と父のことを教えられてまもなく、心に深く傷を負っていた
愛菜
男子生徒2
愛菜
女子生徒1
女子生徒2
男子生徒1
遥真
遥真
男子生徒1
男子生徒1
遥真
男子生徒2
女子生徒1
女子生徒2
彼は私に心配そうな目を向けた
そのあとみんなのほうに向き
遥真
と言ってくれた
男子生徒1
遥真
私のほうに指をさした
あのまっすぐな迷いのない指今でも鮮明に頭の中に残っている
男子生徒1
女子生徒2
女子生徒1
男子生徒2
愛菜
遥真