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頁を捲る。
まだ、この時は幸せなの
…でもきりやんはこんな事言ってたっけ?
疑問に思った。
でも気にしなかった
「そうだ!クレープ買いに行かない?」
『皆はまたか…しょうがないなと言いそうな顔をした』
書くのをやめ、栞を挟み
本を閉じた。
青く光るモニターに身体を向ける
マウスをいつもの様に動かして、左凸
画面には名前が映し出されていた。
だが、届かない
違うんだ
俺が、今彼等と関わるのは
ブロック一覧には4人の名前が映し出されている。
ぴんぽーん
時計を見ると既に早朝の時刻を迎えていた。
玄関へ向かいたい。けど
本を開き頁を捲る。
─ ✕✕年前
今日は中学校の入学式だ。
転校してしまい、小学校の友達とは
船で行く様な距離まで離れてしまった。
家を出、
まるで空に羽ばたく様な気持ちで
学校へ向かう。
しかし、彼がカバンを背負ってるのに気付き、
申し訳ない気持ちになった。
彼は目付きが悪く、隈も酷かった。
彼は少し考え込み、今にもぶん殴られそうだが
間が空いてしまったが大丈夫だろうか
彼を観察していると少し面白そうだなと思った
言動、表情。
本当に小学生みたいで、可愛い。
恐らくそう思っていたのは、
少し周りより大人びていたからなのかな?
と考えた。
本の頁を捲る。
この時は、本当に可愛い。
でもそんな思いにも、重い物がのしかかってくる
先程、チャイムが鳴った時刻より大分進んでおり
時計を見ると既に昼だった。
「え、昼に寝ると頭痛くならない?」
俺は、痛くならないけど
誰かが言っていた言葉だから
俺も痛くなる様な気がするよ
本を閉じ、
夜の予定を見返し、布団に入る。
おやすみ。