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保健室のベッドに辛そうに横たわる後輩に腕を捕まれそう言われる。
なんでこんなことになっているのか。
時は少し遡る。
昼休み、 いつものように音楽室のピアノを弾きながら時間を潰す。
時々扉の方を見ながら弾いてて、いつも同じところを間違えてる。
別に、あいつが来るのを待ってるわけじゃない。
だけど、 ほんのちょっとだけ期待してる自分がいる。
ヒロの声が、顔が、頭に浮かんでは消える。
早く来ないかな………
……こんな感情可笑しいかもしれない。
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フラついた足取りで俺の方に歩いてくるヒロ。
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一応、熱がないか確認のために額に触れると確実に平熱ではない熱さで驚き手を引っ込める
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ヒロは俺の手を掴んで自分のほっぺや首に当て始める。
それが何処か色っぽく見えてドキッとした。
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声をかけるとヒロは限界だったのか、そのまま俺の方に倒れかかってきた。
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今ヒロを抱っこしている状態でここからおんぶするのは難しい。
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少女漫画かよっ! そう突っ込んでいる時間はない。 変な目で見られるのを覚悟で俺はヒロをお姫様抱っこして保健室に急いだ。
案の定、廊下に出ると周りにいた生徒がザワザワし始めた。
モブ
モブ
モブ
俺のせいで、ヒロまで変な噂流されてる。
俺は下唇を噛んだ。
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誰だが知らんけど、ヒロの友達ってことはわかる。
ヒロは、皆に好かれているんだ。 そう実感した。
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養護の先生ののあ先生。 唯一、俺のことを普通の生徒として接てくれる先生。
のあ先生は俺が入学する前からこの学校にいたのに、 俺のことを庇ってくれる先生でもある。
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優しくベッドに寝かせて布団をかけてやるとヒロは目を覚ました。
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いつものテンションではなく、辛そうなヒロの頭を撫でる。
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返事をしようと口を開くとピシャぁっと派手な音をたてて扉を開けた馬鹿が入ってきた。
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確かに肩で息をしているのを見ると走ってきてくれたことがわかる。
人からの愛され度が俺と違って少し羨ましく思う。
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これ以上長居すると今は誰もいない保健室を利用してくる生徒が来るかもしれない。
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そう言って弱い力で俺の腕を掴んだ。
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風邪で弱ってるのか、人違いをしているのか
どちらかもわからないが ただ、ヒロのことが可愛いと感じた自分がいた。
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ヒロくんの姿を見て後輩は言う。 それの質問について俺は答えられなかった。
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ヒロはふへへ、と笑ってそのまま眠りに入った。 スースーと眠っているがまだ苦しそう。
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のあ先生の提案で俺らは各々の教室に帰った。
コメント
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初コメ失礼します!マジでヒロくんが天使すぎてタヒにました!(タヒんでません)プラス主さんの神作品すぎて発狂しました!投稿待ってます!(語彙力無さすぎ))))
待って????hrりん可愛すぎるᐡ⸝⸝> ̫ <⸝⸝ᐡ
まっっっ?????可愛すぎる、でれhrくん可愛すぎる…先後輩好きなんですよ😫💞神作品すぎて泣きました👍