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nagi.
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ひな 💐💫
153
マリン.
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放課後の薄暗い教室
サポート科の白石紡は、目の前に座る少年の ボロボロになった
コスチュームを静かに修繕していた
izuku.
izuku.
tumugi.
tumugi.
tumugi.
そういい彼の顔を覗き込む
彼の顔をクマがひどくやつれているように見える
izuku.
izuku.
tumugi.
紡は手首を動かしながら、小さくため息をついた
いつも笑顔の裏で,一人で抱え込もうとする彼の背中が どことなく小さく見えて胸がいたむ
大丈夫なわけない、出久君の体はいつもボロボロに なって帰ってくる
私の個性ならきっと彼の痛みを引き受けられる でもーー
紡は自分の頭に手をあてる
昨日まで確かに覚えていたはずの出久君との大切な『記憶』が どうしても霧がかかったように思い出せない
でも彼が壊れてしまうぐらいなら私の 『記憶』なんて
いらない、
tumugi.
izuku.
不思議そうに首を傾けて目を閉じる緑谷
紡は彼の額へとそっと自分の手のひらを重ねて合わせた
すると紡の指先から夕暮れ時の空を照らすような 淡くあたたかい光がゆっくりと灯る、
izuku.
izuku.
緑谷の顔からは暗い疲れが引き、少年らしい輝きが 戻っていく、しかしそれと引き換えに
紡の視界はほんの一瞬、ぐにゃりと激しく歪んだ
あはは、と嬉しそうに笑う緑谷の笑顔がさっきより さらに遠く、少し霞んで見える……
それでも、この笑顔を守れるなら私はーー
tumugi.
tumugi.
tumugi.
あの放課後から、紡は個性を使いすぎたせいで 体調を崩して、学校を休んでいた
夜、静かな部屋にスマホの通知音が響く
tumugi.
LINE画面
izuku.
izuku.
tumugi.
izuku.
izuku.
izuku.
tumugi.
tumugi.
izuku.
そっとスマホの画面をとじ、床に寝転がる
tumugi.
tumugi.
そういい私はベットへ寝転がりふかい眠りについた
かすかに聞こえる医療機器の規則正的な電子音
窓の隙間から差し込む白い朝の光を浴びて 紡はゆっくりと思い体をおきあげた
tumugi.
パチっと目を開ける紡
見覚えのない白い天井
視線を落とすとそこには全身ボロボロの包帯を 巻いている少年が紡の手を両手でぎゅっと握りしめていた
izuku.
izuku.
izuku.
必死に涙を流しながら自分に話しかけてくる少年
しかし紡はただ困惑したようなどこか冷めた瞳で 彼を見つめ返すことしかできなかった
tumugi.
izuku.
tumugi.
ピタッと動きを止める緑谷
病室の空気が一瞬で凍りついたように 静まり返る
izuku.
tumugi.
tumugi.
tumugi.
izuku.
izuku.
tumugi.
tumugi.
緑谷はショックのあまり言葉を失い、 ただただ大粒の涙をこぼす
そんな彼の傷ついた姿を見て、紡は申し訳なさそうに 視線をベットの白いシーツへと落とした
izuku.
緑谷はこれ以上涙を見せないように顔を伏せ ガラッ、と静かに病室のドアを閉めて出て行った
静まり返った部屋、紡は1人呟く
tumugi.
tumugi.
tumugi.
そう呟き、ベットの隣にあるサイドテーブルの上にあるスマホを 手にとる
そこには毎日毎日何通も何通も誰かと連絡を とっていた履歴が残っている
tumugi.
私は色んなアプリを触ってみた なにか手掛かりがあるかも…と
すると、あるメモアプリに目が止まる
tumugi.
なにかここに手掛かりがあるかもと思いその メモを開く
未来の私へ
これを呼んでる貴方はきっと大切な人の名前を忘れています
彼の名前は、緑谷出久くん、世界を救う、最高のヒーローです
私の個性は、いつか限界を迎えて記憶を失うと分かっていました
それでも私は、彼の傷ついた心を救いたかった
私の記憶が消えても、彼が救われた未来があるなら、私は後悔しません
だけど、もしも彼が私のために泣いてくれたなら―
その涙を信じて、もう一度、耳をすませてみて
tumugi.
手紙に残された私の想いと、彼の流した涙が、重なり合う
カチ、と音がして、頭の中でオルゴールが回り出した
よみがえる、泥だらけの男の子、 何度も立ち上がる出久くん、私を呼ぶ優しい声
その時、再び病室のドアが開く
izuku.
izuku.
izuku.
tumugi.
izuku.
tumugi.
tumugi.
そう言いながら、微かに微笑むように緑谷の顔をみる
izuku.
たとえまた記憶を失う恐怖があっても、私は恐れない
私が彼を想う気持ちは、手紙に、そして彼の心に、ちゃんと残っているから
私たちの記憶のオルゴールは、 これまでも、これからも、二人で奏でていくんだ
投稿遅くてすいません🤧 普通に私生活忙しすぎる、書く時間が…🫠 勉強やらテストやらに追われすぎて 時間がない…だから今回も1時ちょいで書いた 低クオ読み切りになっちゃいました😢 ごめんね😭 それとお相手様に超悩んでました😵💫 お相手様決めるのむずい... 次回の読み切りはもっと 早く投稿できるように 頑張ります🤫
9/30 𝒩𝒶ℒ𝓊𝓈ℯ
コメント
2件
え ~ ... すっごくいい ... !!! 🤦🏻♀️💘 ヒロアカは 見た事ないから分かんない けど , 出久くん めためたいいねぇ ... すっごく面白かった !! 👍🏻 やっぱり 語彙力がすごいなぁ ... 😭💖 今回は コンテストに参加してくれて ありがと ~ !! 結果 楽しみにしててね👋🏻
うわあ、この第1話、胸がぎゅっとなりました…。 「傷ついたヒーローの心を救うために、自分の記憶を消費する」という個性(代償)の設定がすごく切なくて。特に、スマホのメモアプリに残された“未来の私へ”の手紙には泣きそうになりました。自分が忘れると分かっていても、彼の笑顔を選び続ける強さが美しい。病室で「出久…君」と思い出した瞬間の描写が、温かくて苦しくて、本当に素敵でした。 この“記憶のオルゴール”が、これからどう鳴り続けるのか、続きがすごく気になります…!素敵な物語をありがとうございます。