コメント
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朝がいいと思います!!!!!
めっちゃ見るの遅くなってしまった、泣泣 恋愛にルールがあるのって本当に意味わからないなって毎回思うんですよね、、。 それで言うと、BLも同性愛者に納得できない人からしたら、「キモイ」とか言ってくる人いますけど、同性愛と異性愛もどっちも同じ恋愛だし、性別が違うだけだと考えてます 今回感動系なの、本当に泣けてきて最高です、、。 同性愛リアルで認められてきて、早く同性愛が普通に出来るようになって欲しいですね
やばぁい!最高!! 同性愛者じゃないけど、認められないの辛いですよね〜、 なんか泣けてきた 今回も最高でした!! まじ愛してます🫶🏻❤️❤️
主
主
主
主
主
主
主
僕には好きな人がいる。
"その人"とは中学からずっと一緒にいて
なにもかもが完璧な人で
ぼくと一緒にいることが 勿体ないと感じてしまうほど魅力的な人。
"そんなに好きならアタックすればいい"
そう思う人がほとんどだろう。
だけど、現実はそう上手くいかなくて。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
"その人"は同じバンドメンバーの若井滉斗。 性別は男
その時点でも難点なのに、 だいすきな彼女までいる。
ね?笑 無理でしょ、こんなん
元貴
滉斗
元貴
滉斗
…6年だって。 付き合ってる期間だとしたら 傍から見れば長いって感じる。
だけど僕と若井の付き合いは もうすぐ10年。
元貴
滉斗
元貴
滉斗
危ない。 つい本音が漏れてしまった。
墓場まで持っていかないとな。 この気持ちは。
あれから2ヶ月程立ったある日。
元貴
滉斗
涼架
若井が6年付き合ってた彼女と別れたらしい
元貴
滉斗
涼架
確かにここのところ忙しかったから無理もない。
滉斗
涼架
元貴
出た。若井の作り笑い。
涼ちゃんは気づいてないけど、 僕には分かる。
作り笑いをしてる時は大抵無理をしてる時
滉斗
涼架
元貴
元貴
涼架
ッ…グスッ…………ハァー、、
元貴
ガチャッ
滉斗
滉斗
元貴
潤んだ瞳、少し赤い鼻、涙の跡、鼻声
泣いたな。これは。
元貴
滉斗
気づかれたくないんだろうな。 必死に目を逸らしてくる
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
元貴
滉斗
空き部屋
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
僕の記憶が間違ってなければ 若井は彼女さんと同棲もしてたから 料理はきっと彼女さんが ほとんど作ってくれていただろう。
6年も付き合った彼女と別れた間近に 食欲なんてものあるわけないか。
元貴
滉斗
滉斗
元貴
元貴
滉斗
とっさの行動だったから 自分でも自身の行動に驚いたけど 引き返すわけにはいかない
元貴
滉斗
ギュッ…
元貴
若井の身体は 僕が思ったよりもずっと細かった。
なにも食べていないんだろう
滉斗
元貴
滉斗
若井はあんまり人前で泣くのが得意じゃない
泣き顔を見られたくないんだって。
だけどグループ内で1番泣き虫。
グループのリーダーでもあり最年少だから
無理意地を張る性格がついちゃったみたい。
滉斗
元貴
"涙、枯れてないじゃん。" って言葉は、心の奥にしまっとこう。
今はただ抱きしめてあげたい。
滉斗
すすり泣く声が聞こえなくなった。
元貴
滉斗
まだぎゅーしてあげたいけど、 そろそろ離れてあげないと。
元貴
滉斗
は、なんだこいつ。かわいいな。
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
あぁ、僕だったら泣かせないのにな、
"好きって言えたらどれだけ楽か"
"貴方といたいって言えたらどれだけ楽か"
まぁ、 まだまだ踏み出す勇気はないんだけど。
滉斗
元貴
急に聞いてくるやん。
元貴
滉斗
元貴
目の前に好きな人いるしな。
元貴
滉斗
元貴
滉斗
彼女と別れてすぐアタックはずるいでしょ。
若井が少しずつ癒えてきた頃に アタックするよ。
あれから1ヶ月程たったころ
若井の心の傷も癒えてきて、 ただただ平穏な日々を過ごしてた時に
1面記事が新聞を飾った
元貴
同性愛
それはまだこの頃の社会では いいものとはされてなかった。
少子化が進んでる世の中で子が産めないからだ
非国民と言われることさえある
滉斗
元貴
滉斗
最悪だ。 1番気にしてほしくなかった人に気づかれた。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
焦った…天然で助かった。
滉斗
今かよ。
元貴
滉斗
元貴
滉斗
元貴
滉斗
あ、 まずいこと聞いたかもしれない… 瞬時にそう思った
けれど口から出た言葉はもう戻せない。
ドキドキしながら待っていると 若井は予想外のことを口にした。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
考えたこともなかった。
異性と付き合うのが"普通"とされてるこの世界で そんな疑問を持ったこともなかった。
元貴
滉斗
滉斗
元貴
内容としては薄いのかもしれないけど その言葉は僕にとっては厚かった
滉斗
元貴
やっぱり僕の好きな人は 僕の予想外なことを言ってくる
滉斗
元貴
急に若井が僕の目をじっと見てくる。 なにかを見透かすような、そんな目だった。
滉斗
滉斗
"同性愛者?"
元貴
思わぬことを言ってきて 素っ頓狂な声がでる
滉斗
元貴
僕は なにも言えなかった。
どちらにせよ 自分の首を絞めることになりそうだったから。
滉斗
沈黙が続いたせいで勘づいたのか、 気まずくなったのか分からないけど 若井はごめん。とだけ言って どこかへ行ってしまった。
元貴
その後もしばらく僕は その場を動くことができなかった。
その次の日から 僕と若井は最低限の会話しかしなくなった。
涼ちゃんから喧嘩したの?と聞かれるくらい
喧嘩ではないからしてないよとだけ言って 1日が過ぎるのを待つ日々が続いた
元貴
涼架
元貴
涼架
元貴
涼架
元貴
涼架
涼ちゃんはなにかあったって 気づいてるんだろうけど 困ったような顔をした後、 しょうがないなとでも言わんばかりに微笑んで 若井の方へ行った
元貴
滉斗
涼架
元貴
俺だって若井と話したい。
好きな人だもん。 そりゃ話したいよ。
だけど、今話すのはなにか違う気がする。
だから僕からは話しかけにいかない
けど、、やっぱ
元貴
気づいたら涙が溢れてた。 泣かないで有名な僕なのに。
いつから涙腺が緩くなったんだろう。
早く泣き止まないと。
そう思って必死に涙を拭いてると
"元貴、?"
元貴
今1番聞きたくない声が聞こえた。
主
主
主
主
主