きょうだい児の俺たちは

『どこにいるの？』

すちside

電話が親から来た

正直出たくなかった

けど、、後々めんどくさくなるから出とく…

いるまちゃんとらんらんがすごい心配してたな…

申し訳ない…

（ﾋﾟｯ

正直今日は帰るつもりじゃないしな…

どうしよう…

長居するのもらんらん達に悪いしな…

どうしよう…

今までなつは俺に優しくしてくれていた

そんななつが今とても辛そうにしてる

苦しい…

どうして俺はこんなにも無力なんだろう… そんな時

そして俺は全て話した

通話が繋がってたからなつも聞こえてたと思う

（ﾌﾟﾂｯ

そう言ってらんらんの家を出た

段々と家に近くなる

近づくと心臓の鼓動も早くなる…

親は俺がいなくなっても別にどうでもいいけど

なつがいないとなると多分大騒ぎする

だから置き手紙でも書いて置いて欲しいなと

見えないなつにお願いしながら進んでたその時

1人の男の子が道路に突っ立っていた

後ろ姿がなつにそっくりと思って

つい声を掛けてしまった

手紙書いてきてくれたんだ、

よかった

それよりもなつが1人で家に出る事が珍しいから

迷子になって怖かっただろうな…

俺の事を力いっぱい抱きしめていた

相当怖かったんだろうな

静かに泣いていたから抱き抱えた

その後、らんらんの家に着くまで眠っていた

蘭の家

俺の前にいた いるまちゃんに膝枕されながら 寝ているこさめちゃんがいた

早く起きてたくさんなつと話せたらいいな

end