テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
mf
rn
あの出来事から俺たちの仲は格段に深まっていった
まるで、本物の兄妹みたいに
ずっとこれが、続けばいいのに
でも、この仲が一瞬で崩れるような出来事が起きた
それは、ある日の夜
俺たちが二人で遊びにいった時だった
信号が青に変わり、俺が歩き出すと…
rn
その声と同時に車の強くて鈍い音がした
キキーッ!
あぁ、人生終わっちゃったな
俺は何をしたっけ
せめて後少し考える時間があったら…
その時…
ドサッ!
飛ばされる自分
でもそれは車に当たったのではなくて
俺の一番大切な人が俺を守るために突き飛ばしたんだ
そして、大切な人の悲鳴と共に高いブレーキ音が聞こえた
mf
悔しい、悲しい
自分は何のために生きているのかわからなくなる
rnは一命を取り留めたものの
記憶喪失になってしまった
俺はもちろんのこと、家族も、友達も全部忘れてしまった
だから、俺は
mf
母
mf
母
mf
母
mf
家族の反対を押し切ってでも、rnともう合わないと約束したんだ
中学校入学式当日
あれから、何年か経って中学校に入った時、rnが名簿に乗っているのを見て驚いた
元々ここは私立の学校だから、来てもおかしくはないんだけどこんな偶然あるかと目を疑った
遠くで話を聞いているかぎり、まだ記憶を取り戻してないみたいで
俺とすれ違っても「お兄ちゃん!」なんて言わなかった
それからまた、二年後
三年生の始業式の日
俺はクラス名簿を見てまた驚いた
rnがいたからだ。しかも隣の席
俺はこれ以上rnに苦しい目に遭わせたくなかったので
初対面のフリして自分からも話しかけようとしないようにしたんだ
でも、
rn
mf
平常心で会話できるように頑張ったが、心の中ではとても焦っていた
rn
mf
rn
心臓がバクンッ!と大きな音をあげた
何で知ってる?母さんや父さんから聞いたのか⁉︎
mf
焦った顔を出さないようにあえて、本の中に顔をうずめた
どうしよう、いつかバレるんじゃないかそれしか俺の頭の中にはなかった