それは夏の出来事でした
モブ
ネス
モブ
ネス
モブ
ネス
モブ
モブ
ネス
モブ
ネス
モブ
ネス
僕はこんな生活に飽き飽きしていた
なんだかんだ理由をつけて話しかけてくる女子
勉強のためだけに下手な芝居をうって 関わってくる男子
毎日毎日飽きずに僕と関わろうとしてくるノイズ
興味なんてない 必要以上に関わる つもりもない
こんな生活が続くと思うと こんなつまらない世界なんていっそ
壊れてしまえば いいのに
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
それから僕は世一とサッカーをした
世一は僕が思うより上手くて 手加減しようという考えは吹き飛び
無我夢中に走り続けた
何年、いや何十年ぶりに本気を 出しただろうか
世一とサッカーをする時間は 心地よくて ずっと続けばいいのにと 僕らしくないことを思った
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
その日から毎日僕は世一とサッカーをするようになった
サッカー以外にも学校での面白い話や 好きなアニメ 食べ物 色など
世一と沢山話をした
僕が話すと世一は頷きながらも話を聞いてくれて 愚痴を溢すと 黙って優しく撫でてくれた
ほとんど世一が話していたけど僕は話を聞いているだけで幸せだった
そして気づいた、僕は世一が好きだと
友愛ではなく恋愛の意味で
気づいてからの僕の行動は早かった
何度も好きだと伝えたし 多少のスキンシップだってした
それなのに、鈍感世一は 全然気づかない
だから、今日告白しようと思った
薔薇を一本送ろうと思った
ネス
ネス
ふと目に止まったのは世一のお婆様が営んでいる和菓子店だった
ネス
ネス
ネス
お婆様
お婆様
ネス
お婆様
ネス
お婆様
ネス
お婆様
お婆様
ネス
お婆様
ネス
お婆様
ネス
お婆様
ネス
潔
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
潔
ネス
ネス
潔
潔
ネス
本当は気づいていた
高校生が昼にこんな場所にいることも
屍のように冷たい肌も
全部全部可笑しいって気づいてた
それでも信じたくなくて信じれなくて
疑いに蓋をして目をそらした
それでも僕は…
ネス
潔
ネス
ネス
ネス
ネス
ネス
ネス
潔
ネス
ネス
潔
潔
ネス
潔
潔
潔
潔
潔
潔
ネス
ネス
潔
ネス
潔
世一の唇が重なる
相変わらず冷たかったけど
夏の気温のせいかとても心地よかった
潔
ネス
潔
潔
潔
ネス
潔
ネス
世一の体がみるみると透けていく
不思議と悲しいという感情はなくて
次に会う期待ばかりが募っていた
ふと、足元を見るとキキョウが 一輪落ちていた
ネス
キキョウの花言葉は
永遠の愛
コメント
3件
ネス潔 はマイナーだけど . 貴方のような沢山の神作者様 が居るので 満足できます … こういう系大好きです … 🥰 恋の実り方 . 相手 . 形は それぞれですよね !!
ネス、恋がかなってよかったね…(号泣)