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ナルサク長編シリーズ

第1話 - もしナルトが幼少期から自己犠牲の精神の塊な性格だったら

2025年08月16日

#ナルサク

#ナルト

#サクラ

#パラレル

#性格改変

#自己満足

ミルニル/MILNIL

ミルニル

自己満足第2弾「ナルサクパラレルストーリー」

ミルニル

主にナルトの性格改変によってナルサクに向けて物語を進める俺得作品

ミルニル

ちなみにサクラは原作と性格あんま変わらない、でもナルトへの好感度上昇イベだけ増え続ける、でも絶対サスケシックの末～なんて結末には絶対しない、ちゃんと自覚して付き合ってくれナルサク

ミルニル

サスケは第4次忍界大戦後までは全く色恋沙汰に興味が無い。でも恋愛観はそこそこ。あとちょっとだけいいやつ？

ミルニル

ではどうぞ

ミルニル

※本筋はナルサクだけど、実はハーレム要素あり。苦手な人は今からでも逃げてってね。よろしく

ねぇ、あの子…もしかして…

シッ！ダメッ！スルーしなさい！

なんであんなやつが街の中闊歩できんだよ

さっさとどっか追い出せばいいのに、三代目は何を考えてらっしゃるんだ

ナルト

…

俺の名前はうずまきナルト

アカデミーに通っているが今年の卒業試験、受からなかったら留年3年目だ

物心ついた時から親の顔は知らず、一人暮らしが続いていた。

三代目のじいちゃんの支援のおかげあって、何とか暮らせているが、世間からの俺への当てつけはかなりひどい

だが、それにも慣れれば、こうして街中闊歩しててもあまり気にしなくなってきた

ただ、同年代の少年少女は、みな揃いもそろって俺をいじめの対象にしてくる。おかげで毎日傷が絶えないし、満足に修行も出来ない

ナルト

…まぁ、別にいいんだけどね。

いじめられる理由は全部わかってる。俺の中にまがまがしいチャクラが入っているのが分かる。

この里の中で、上忍の者であればあるほど、感知に敏感になるため、そういう「うわさ」として周りから恐れられている

一方、話半分に聞く悪ガキの部類は面白半分で今までいじめてたやつ放っぽり出して俺に狙いを定めてきた。

それが２年前から、今でも留年組としていじめられはするが、前みたいに暴力で事を成すのではなく、単なる言葉責めのみまで減った

傷はなるべく治してきたが、一時まがまがしいチャクラですぐ治ることもあってか、途中から治療をめんどくさがって傷を曝したままにしてたらさすがに向こうも遠慮してきたのだろう。

俺には知り合いがいるが、友達と呼べる者はだれ一人としていなかった。

え？誰が知り合いなのかって？つっても、アカデミーのクラスメイトになった同年代ってだけだぜ？

休み時間はいつもいじめっ子に連れられてたから、あんまり関わってねぇかもしれない

成績？下の下だよ悪いか。教えてくれる人？クラスメイトに声かけてみても無視で離れてくだけだったよ。

まぁそんなわけで、こんな俺に生きてる価値はあんのかってずっと思うんだけどよ、それでも、夢はあるんだ。

先代のどの火影をも超す忍になるってな！

イルカ先生

それじゃ、お前たち！これから卒業試験をやっていく！
内容は、毎年恒例の、変化の術だ！

ええぇーーー？？

イルカ先生

露骨に嫌そうな顔するな！前もって伝えといたろ！！

サスケ

…フン。さっさと終わらせるぞ。

サクラ

そ、そうね！サスケ君！（しゃーんなろー！！絶対合格してサスケ君をお近づきに…キャー♪）

ナルト

…

イルカ先生

さぁ！列に並んで！順番に見ていくぞ

数分後…

イルカ先生

（ここまで全員合格ライン…次で最後か）
じゃあ次！うずまきナルト！

ナルト

…はい

サクラ

…（あーもー、早く終わってくれないかしら。サスケ君とランチに行きたいのにー）

サスケ

（ん？あいつ、なんか今までと雰囲気が違う…？）

イルカ先生

では…始め！

ナルト

…変化の術。

ボフンッ！！

サクラ

…

サスケ

…

イルカ先生

…成功だ…

ナルト

ボフッ）ありがとうございました。

イルカ先生

あ、あぁ…

イルカ先生

では、各自元の席について！1時間後に通達するから、それまで休み時間とする！以上！！

サクラ

（へー、ナルトって、変化の術できたんだ。まぁ、わたしにはどーでもいーけど）

サスケ

（あいつ…いつのまにできるようになった…？しかもあれ、変化というより、）

サスケ

（俺のやり方を真似た…？）チッ

サクラ

あ、あれ？サスケ君、どこいくの？ランチは？

サスケ

んなもんどうでもいい。今はナルトに用がある。

サクラ

（ナルト？なんであんなやつに…）

サクラ

（そういえば私、サスケ君に夢中でナルトのことなんもしらないや…）

サクラ

（まぁ、別に？ナルトなんかに興味はないけど？サスケ君が気にかけているなら私も様子見に行こうかな？興味ないけど！）

校舎裏

ナルト

グ…！！

いじめっ子たち

なぁ、お前、変化の術に成功したんだってなぁ

いじめっ子たち

マジ？どんな手を使ったんだヨォ！！（ドゴォッ！）

ナルト

うぐ…！

いじめっ子たち

どうせあれだろ？みんなが噂してる九尾ってやつの力だろ？あぁ？

いじめっ子たち

それしかないよなぁ、だってお前の成績、下の下だぜ？いきなりできるとかありえないもんなぁ？

いじめっ子たち

それとも、カンニングしたんだろ、なぁおいずいぶん狡い手使いやがってよぉ

いじめっ子たち

謝れよ、なぁ汚いどぶの手使ってすいませんってさぁ、

いじめっ子たち

でもお前ってやつはぜってー謝んねえもんな。長えこといじめてっから分かんのよ

いじめっ子たち

じゃああれか。俺は誰も寄り付かない泥を啜るように周りに迷惑をかけるドブネズミでしたってか！あはは！なぁおい、自己紹介してみろよ！

いじめっ子たち

いいね！その口からドブみてえな声で謝るまで今日はとことん殴ってやるよ！

いじめっ子たち

そんでお前の世間体の悪さと血だらけの恰好を見た先生は、せっかくの合格を取り消し！ぎゃはは！！

ナルト

……………！！

いじめっ子たち

どうした？悔しいか？でもこれは仕方のないことなんだよ…

いじめっ子たち

なんでか分かるか？お前はなぁ…

いじめっ子たち

この世に存在するだけで他人に迷惑をかけ続ける―――

化け狐だからだよ！！！

時は数分前・・・　　　ここ校舎裏の近く、校舎角　　　↘凸

サスケ

あいつを追いかけて来たはいいものの…

サスケ

（なんだ、あの地獄絵図は…！数人が一人に寄ってたかって…！）

サスケ

（ナルトは意識を失ってはいない…なんで反撃しない？する必要が無いとでも思ってんのか？ふざけんな！）

サスケ

（俺は絶対にこの状況を許さない…特に、自分が標的にされてるにも関わらず、無視してスカしてるなんてな）

サスケ

（さっさと力で証明しようとすればいいだろ…さっきの変化の術でみたから分かる。あいつは弱くない、「弱い振りを演じてた」んだと！）

サスケ

…チッ俺も焼きが回ったかな…どうするか…

　　　　　一方同時刻・・・　　　　　　　ここサスケのいる校舎角の反対側　　　　凸↙

サクラ

サスケ君、どこいっちゃったんだろ…外に出てったようなきがするんだけど…ん？

サクラ

あれって…何？

サクラ

（だれかがけんかしてる？）

サクラ

（倒れてるのは…ナルト？）

サクラ

（うわ、ばっちぃ…やっぱり年相応のガキンチョね、あの子）

サクラ

ってそんなことより、サスケ君を探さないと―――

化け狐だからだよ！！！

サクラ

うるさ！！何？さっきの？

サクラ

化け狐…？

サクラ

（聞いたことある…その昔、里に九尾っていう狐が現れて、荒らしに荒らしたっていう…）

サクラ

（…ナルトに言ったの？じゃぁ、ナルトは化け狐ってこと…？）

サクラ

（ってそんなわけないじゃん、ナルトは成績も下の下。授業以外はいつもどっかいってるし、遊んでる姿も見たことない。服もボロボロ。確かに不気味なやつであんまり笑わないけど、…………）

サクラ

…笑わない？

サクラ

（あいつ、笑ってる時なんてあったっけ…？）

サクラ

（服だって、遊んでないはずなのにボロボロだし。着替えてない？でも、近くに居てそんな臭く感じたことはないし…

サクラ

…ナルトって、普段何やって過ごしてんだろ）

いじめっ子たち

おら！立てやゴミ屑！！今一度、俺らに見してみろよその体！！

ナルト

…………！！やめッ

いじめっ子たち

うるせぇ！！

ナルト

ガは…！！

いじめっ子たち

お前は俺らの言いなりになってればいいの。分かった？化け狐さん？

いじめっ子たち

しっかしひでぇなぁ。なんだこのひょろい身体は。かぁわいそぉに

いじめっ子たち

そりゃ殆ど俺らがやってやったやつでしょ、ボス

サスケ

…………………！

サクラ

う、ウソ…………！？

いじめっ子たち

にしてもこの腹の模様なんだ？

いじめっ子たち

しらねぇけど、これあれだろ？渦巻き模様っていうんだろ？

いじめっ子たち

あぁ、なるほど、だからうずまきナルトってか？ナルトの渦巻いてるしな！！

いじめっ子たち

ダッセーネーミングだよなぁ、これ付けた親の顔が知りてーよ

いじめっ子たち

やめてやれ、九尾ってやつ中に入れた子を持って、親はさぞかし苦労したんだろうよ

いじめっ子たち

ちげえねぇ！！所詮お前は愛に恵まれないおこちゃまだだってか！あっはっはっはっはっはっはっはっはっはは！！！

アハハハハハハハハハハハ！！

サクラ

ひ、ひどい…

サスケ

くそ…あいつら…
………！

ナルト

………………………るせぇ

いじめっ子たち

あ”？

ナルト

……うるせぇ

いじめっ子たち

何？

ナルト

俺は生まれた時から親の顔も知らねぇ独り身のガキだけど、

ナルト

それでも、「うずまきナルト」って名前に誇りを持ってんだ

ナルト

その名前を付けてくれた人の悪口を言うやつは、俺が許さねぇ！！

サスケ

！！

サクラ

ナルト…！

ナルト

お前らだってそうだろ！

ナルト

自分の名前を付けてくれた親の悪口言われて悔しくないわけないだろ！

ナルト

人にされて嫌なことを自分もしたところで、お前はこの先胸張って人生生きていけるって言えんのか！！

サスケ

！！！

サクラ

！！！

いじめっ子たち

あぁ？何言ってんだこいつ

いじめっ子たち

そもそもお前は人間でも何でもねぇ、化け狐だつってんだろおおおお！！！！

ナルト

…………！（殴られる！）

サスケ

…！（ヒュッ！）

いじめっ子たち

ザクザクッ！）いて”ぇ”！！

いじめっ子たち

だれだてめえ！！

サクラ

！！（さ、サスケ君！？）

サスケ

……（虎の印で…）

いじめっ子たち

ま、待て、あいつ、まさか！

いじめっ子たち

学年トップのやつじゃねえかズらかるぞおい！

サスケ

（逃がすか！！）
鳳仙火の術！！

いじめっ子たち

ぐああ！（バタバタ…

サクラ

…す、すごい

サクラ

（は、そ、そうだ！ナルトは！？）

ナルト

…ハァ……ハァ……

サスケ

無事かよ…お前

ナルト

ん…ハァ……あぁ、あり、がとう…

サスケ

フン、まぁいい…

サスケ

お前、誰にも手出しされたくないんだか知らないが、

サスケ

俺はそういう「受け」でしかなり得ないやつが一番嫌いだ

ナルト

……？

サスケ

だからもし、俺がさっきみたいにまた目にしたら、追い返してやるよ。

ナルト

？な、なんでお前がそんなこと…

サスケ

だから、力を隠すふりはもうやめろ

ナルト

…！？

サクラ

（え？）

サスケ

そんなボロボロのお前でも、その目はまだ燃えている、さっきの会話の中でのお前の表情が語っていた、言い訳は無用。

サスケ

這い上がってみろよ。「うわさ」の問題児

ナルト

……！！

サスケ

…じゃあな

サクラ

（え！？手当はしないの！？）

サクラ

と、とにかく、ナルトを――！

サクラ

（あ、あれ？足が…動かない？）

サクラ

（なんで？？動いて！！動いてよ！…あ！）

サクラ

ドサッ）っつぁー…

サクラ

（尻がついただけ…でも足は動かない…）

サクラ

（そういや、サスケ君はまだ近くにいるのかな。
なんで手当しなかったのか聞きたいけど…て！）

サクラ

あれ…足が、もう動かせる…

サクラ

（よ、よし！もう一度ナルトの所に―――）

サクラ

ピタッ）あ、あれ？

サクラ

（また動かせない！？なんで？）

ナルト

………ガサッ

サクラ

あ…（ナ…ナルト…）

ナルト

………戻らなきゃ…

サクラ

…（あんなに体はボロボロで、服も、多分毎日、汚れていたっていうのに、私、ちっとも気付かなかったのね…）

いの

サークラ！なーにやってんのよ

サクラ

あ！い、いの！

いの

イルカ先生たち、戻ってきたみたいだから、早くあんたも来なさい！

サクラ

わ、分かってる！

いの

どうしたの？そんなに動揺してー？なんか隠し事ー？

サクラ

…

いの

サクラ―？

サクラ

ナルトって、いつもああなの？

いの

え？

サクラ

いのって、ナルトの噂、知ってるの？

いの

…うん、親から聞かされた

サクラ

…そうなんだ…

サクラ

私、知らなかった。ナルトがあんなことになってたなんて…

いの

…でも、いじめなんていじめられるほうが悪いんじゃないのー？そういうのは当人同士の問題でしょ。ナルトだってバカじゃないでしょ。いつか治るわよ

サクラ

いつ？じゃあいつ治るの？

いの

ちょ、ちょっとサクラ、何感情的になってんの？あんたらしくない

サクラ

ご、ごめんいの

いの

何も喧嘩くらいで深刻にならなくてもいいでしょ、ナルトの性格からしたら、相手と同じ数くらい殴ってそうだけどねー、知らないけど、それより、サスケ君が門の前で屯してるの！早くしないと他の女の子に奪われちゃうわよー？ｗ

サクラ

……

いの

…もーノリ悪いわねー、そんなにナルトのこと気になるの？

サクラ

ナルト、今までいじめられてでも殴ったことが無いんだって

いの

…え？

サクラ

いつもされるがまま。…思い当たることがあって…

いの

…何？

サクラ

あいつ、服はきれいなのに、服の下は全く見せないの

いの

？そりゃそうでしょ、全裸じゃあるまいし

サクラ

そうじゃなくって、手足すら見せなかったの試験の時だって、服の裾掴みながらやってたし、靴の下はなんか包帯みたいなのに巻かれてた

いの

…え”

サクラ

そういう変化って割ときづくもんだて思ってたけど、私、成功すると思ってなかった変化が成功して初めてナルトを見れた。…ボロボロに見えた。まだ泥だらけでも無かったのに。

いの

…とにかく、戻ろ？そんなに気になるなら、証書貰う後でも話聞けるかもだしさ。

サクラ

…うん。ごめん、そうだね、行こう！

サクラ

（足は、もう普通に動く。あの時、なんで動かせなかったのか。理由はわかってる。）

サクラ

（私が、”弱い”から）

いの

（…）

いの

（まだ、…治って無かったのね……ナルト…）

いの

（あんたの中の何がそうさせてんのか、あんたにとっては周りのよそ者と一緒な私には分かりっこないけどさ、）

いの

（…やり返したって、罰は当たんないからって言ったじゃん…！）

一方そのころ、ナルト視点

ヒナタ

…ナルト君、はい、これ

ナルト

…ん、いつもサンキューな、ヒナタ

ヒナタ

ううん、ナルト君の役に立てれば、それで…

ナルト

…ヒナタは、俺と関わってて大丈夫なのか？

ヒナタ

え？な、何が？

ナルト

ヒナタの家、本家？とか、分家？ってのがあるんだろ、位を決めるみたいな

ナルト

ヒナタが俺の「うわさ」と関わってたら、お前の将来もつぶしちゃいそうで、怖ぇんだ

ヒナタ

そんなことないよ

ナルト

ヒナタ…

ヒナタ

どこの誰が敵であふれていようと、私はナルト君を応援する。その夢も。
だから、諦めないで

ナルト

…ありがとう。

ヒナタ

うん。

ナルト

俺、頑張ってみるってばよ

ヒナタ

一緒に、頑張ろうね！！

ナルト

あぁ、必ず上り詰めてやるさ！

ミルニル

今回はここまで

ミルニル

次回パート２

ミルニル

ばいちゃ

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