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それは杣 小陽(そま こはる)。高校3年生。大学合格発表後のことだった。
小陽の母
小陽
この世は男性・女性の他に第2性というものがある。
それはα・β・Ω
αは極少数派であり、優秀な遺伝子を持つとされており、社会的地位は高い。
βは3つの中で人口の割合を高く占めており、一般の人である。
そしてΩ。
Ωはα同様、少数派であり、3ヶ月に1回発情期を迎える。
その時に出るフェロモンはαを誘惑する。
杣 小陽もそのΩの一部だった。
小陽
九条家とは大手企業のうちの1つ。つまり金持ち。
小陽はその九条家の親戚である杣家の養子であった。
小陽
小陽は重たい足を前に進めながら家に帰っていたのだった。
小陽
次の日
小陽の母
小陽
見た目からして高級だろうと想定される旅館の一部屋にて小陽達は九条家のお相手が到着するのを待っていた。
旅館の女将
旅館の女将
その声が聞こえた時、小陽は生唾を飲んだ。
??
部屋の襖が開いて初めてその姿を目にした
晴彦
そこに立っていたのは黒スーツを身にまとった、いかにもαを感じさせる男だった。
小陽の母
小陽の母
小陽の母
晴彦
小陽の母
義母は少し残念そうな顔をしていた。
すると小陽は晴彦と目があった。
晴彦
小陽
小陽は手に汗を握りながら、一度目が合ってしまってまっすぐと見れない目は下を向いていた。
小陽の母
義母はまるでそこから逃げるようにして部屋を出ていった。
沈黙の空気には小陽と晴彦と晴彦の使用人のみが残った。
晴彦
そう晴彦が声をかけると、後ろにいた使用人はどこかへ行ってしまった。
晴彦
晴彦
晴彦
晴彦
晴彦
主
主