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いつも頑張ってる賢者へ

2 - 頭を撫でてあげよう! ▶︎ホワイト

♥

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2025年10月29日

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温もりを感じたい貴女に

優しい愛のメッセージ

※今回めっちゃ短いです申し訳ない ゲスト出演にフィガロ先生出てきます 前回も頭撫でられただろって?今回も撫でられてきてください(

小鳥のさえずり、嫌になるほど眩しい朝

私は起き上がり伸びをする

賢者

あ!みんなおはよう

魔法使い達とたわいもない話をし、いつも通り朝食をとり

いつも通り依頼をこなし、寝る日々

別に…嫌という訳では無い、みんなと過ごすのは楽しいのだが、このなんも変化のない毎日に退屈さを感じていた

私はため息をつきながら近くのソファーに座る、体が沈む感覚、段々とウトウトとしてくる

賢者

(あ、……)

賢者

(ねる、かも)

結局眠気には抗えず、ソファーに座ったまますやすやと寝てしまった

それからどれくらい経っただろう

2時間…いや、3時間?とにかく想像以上に寝ていた気がする

欠伸をしながら、自分の部屋に戻ろうと目を擦る

ゆっくりと目を開けると、そこにはムッとした表情の小さな男の子がいた

ホワイト

こら賢者ちゃん!こんな所で寝ると風邪ひいちゃうでしょ!

賢者

あ、あれ?ホワイト…?ここ室内、ですよね…うぅ眠い…

ホワイト

全く、わかってないのう。ココ最近は冷えるようになってきたじゃろ?

賢者

それは〜、そうですけど

ホワイト

ほれ、ちゃんと部屋に戻って休むんじゃ

賢者

えー、このソファーの寝心地いいのに…

寝ぼけ眼で会話をする

そうブツブツと不満を漏らす私が面白く思えたのか、ホワイトは私の膝にぴょんと飛び乗った

ホワイト

悪い子はおしおきじゃぞ?ほれっ

賢者

わ、わっ!?

賢者

急に膝に乗ってきてどうしたんですか

ホワイト

べつにー、賢者ちゃんの膝に乗りたかっただけだもん。あとおしおき

私の膝に乗りながらブラブラと小さな足を動かす

ホワイト

ほほほ、座り心地がいいのう

賢者

うぅ……

されるがままになっている私を見て、ホワイトはくすりと微笑む。その瞳にはいたずらごころが垣間見えた

ホワイト

賢者ちゃん賢者ちゃん、我、やりたいことがあってのう

賢者

ん、なんですか?

ホワイト

頭をなでなでさせておくれ

賢者

賢者

そ、それは…

ホワイト

ダメー?

賢者

ダメー……ではないです、ね

流石の私でもそんな瞳できゅるきゅる見つめられたら根負けしてしまう

むしろ嬉し…い気持ちは押え、遠慮なく従うことにした

さりげなくホワイトは私の前に向き直り、お互い見つめ合う形になる

ホワイト

きゃ、こんなに近くで賢者ちゃんの顔を見れるなんて…今日はサービスデーというやつじゃな

そう言いながら私の頭を2度3度とゆっくり撫で始める

一生懸命撫でてくれるのが嬉しくて、ゆっくりと目を閉じ噛み締めていた

ホワイト

そんなに気持ちよかった?スノウも呼んで二人でなでなでするのもいいものじゃのう

ホワイト

それともー

ホワイト

このまま二人でいたい?

賢者

え…

何処かいじらしく、返事を急かすような瞳で見つめられ、思わず声が裏がえる

賢者

賢者

今は…ホワイトと一緒に居たいです

私の言葉を聞いたホワイトは満足そうに微笑んだ

ホワイト

そうかそうか!ちゃんと言えてえらい!

ホワイト

我はずっと賢者ちゃんを見守っておるぞ

にこにことしながら頭を撫で続けるホワイトにを見ていると段々と恥ずかしくなってくる

賢者

ありがとう…ございます

弱弱しく声を出すとうんうんと頷くような仕草をされ、またもや満足そうな顔をされた

こうしてホワイトに撫でてもらうのも悪くない、むしろ嬉しい

しばらく撫でられているとどこかおずおずとしながらホワイトが話し出す

ホワイト

け、賢者ちゃん…もう1つお願いしても良いか?

賢者

…?

賢者

はい、全然大丈夫ですよ

返事を待っていると不意に手を引かれ、グイッとホワイトの方へ引き寄せられる

顔が、近い

賢者

……!

ホワイト

賢者ちゃん……いや、■■

ホワイト

我と…

その続きを聞くのが怖かった、だがそれと同時に未知なる好奇心が湧く

ごくりと唾を飲み込み、返事の続きを聞

……?

フィガロ

フィガロ

………、

賢者

………

ホワイト

…………

フィガロ

あ、あー……

フィガロ

お取り込み中だった?

ホワイト

フィガロちゃん!!!!!今いい所だったのにー

私の膝から降り、プンスコとフィガロの元に向かう

必死に誤っているから許してあげてもいいのだが、ホワイトとはそうはいかないようだ

2人がわちゃわちゃしている様子が感情のリミッターを外したのか、思わず笑いが込上げる

ホワイト

賢者ちゃん、やっと素直に笑ってくれたの

賢者

え…?

ホワイト

最近愛想笑いばかりじゃったから、心配しておったんじゃよ

眉を下げ、ふふっと彼が笑う

そうか、心配してくれたからあの行動を…いや最後のはちょっと違うかもだが

フィガロ

何があったのかは分からないけど、愛想笑いが多かったのは確かだね

賢者

え、そうだったんですか……

フィガロ

そうそう

フィガロ

フィガロ

じゃあフィガロ先生は2人の愛の時間を邪魔するのも悪いので、退散しまーす

軽く手をひらっとふり、消えていく

ホワイト

びっくりしたのう

賢者

ここ他の魔法使いも通りますからね…

賢者

そういえば、さっきの言葉の続きって

ホワイト

えー?聞きたい?

賢者

気になりますよ

ホワイト

ふふ、内緒じゃ

悪戯気に笑うホワイトに、少しだけ…いや、大きく心を動かされたのはまた別の話

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