eto
っぅ、
あぁ、なんで私は
こんなにも臆病で
こんなにも最低なんだ
頬を紅潮させて
今まで聞いたことのないほどに
優しい声音で
真剣に、私の目をまっすぐ捉えて
好きだと伝えてくれたのに
私はそんな
uriの一世一代の告白を
uriの大切な気持ちを
自分の都合で踏みにじった
eto
弱いなぁっ、私は、
eto
たった一度の、過去の恋愛を忘れられなくて、
eto
勝手に苦しんで、uriを傷つけて......っ、
告白するために
どれだけの勇気が必要なのか
どれだけの不安が伴うのか
私が1番よく分かってたはずなのに
eto
話さなきゃ、
eto
ちゃんと返事を伝えなきゃ、uriに失礼だ、
それでもやっぱり、
ごめんって伝えに行くのは怖くて
だから今は、
また何かあったらいつでも言ってね
あの言葉に甘えたい、
jppの部屋の前に立ち
軽く深呼吸をする
すると、 中から話し声が聞こえてきた
uri
でも俺が告白なんてしなきゃ、
uri
etoさんはあの時以上に苦しくならなくてに済んだんじゃないかなって、
eto
.......uri、
uri
もう嫌なことを思い出さなくてよかった、
uri
だから、俺が苦しめたようなものだよ、
jpapa
違う
eto
.......っ、
jpapa
uriのせいじゃないよ
jpapa
uriは自分の気持ちから目を逸らさずに、ちゃんと向き合って、
jpapa
その気持ちをちゃんと伝えて、
jpapa
それはすごいことだよ
uri
俺は、
eto
っ、!
eto
ごめんっ、!
uri
え、
jpapa
etoさん、!?
eto
ごめんっ、ごめんねuri、
eto
こんなの言い訳にしかならないけど、
eto
怖かったの、あの時みたいになっちゃうかもしれないって、
eto
uriと、話せなくなっちゃうかもしれないって、
eto
それが嫌で、どうしようもなく怖くて、
eto
私なんかを好きになってくれて、伝えてくれて、
eto
本当は沢山、沢山感謝してるのに、
eto
逃げてごめんっ、
eto
本当にごめんなさいっ、
私が悪いのに、
涙が溢れて止まらない
eto
ごめん.......っ、
jpapa
.......etoさん、
uri
etoさん、そんな謝んなくていいよ、
eto
.......でもっ、
uri
大丈夫だから
uri
俺がずっと気にしてたのは、
uri
etoさんに嫌われたんじゃないかって不安だったのと、
uri
etoさんに苦しい思いさせてごめんって、
uri
その2つしか気にしてなかったんだよ
uri
告白の返事なんかなくても、
uri
その2つが大丈夫ならいいと思ってたから
eto
嫌ってない、嫌ってないよっ、
eto
uriのこと嫌いって思ったことなんて1度もない、
eto
むしろ大切だって思ってる、
eto
.......あの人とはちがうって、
uri
.......、
eto
でも1つだけ、気にしないでほしいの、
eto
あの人...、りゅうじくんのことを思い出したのは、
eto
苦しくなったのは、uriのせいじゃない、
eto
これは配慮とか、そういうのじゃない
eto
本当に違うの、
uri
でもさっき、あの時、いつも以上に苦しそうにしてたのは、
eto
.......uriの"言葉"が、同じだった、
eto
昔、私に告白してきたりゅうじくんの"セリフ"と、
eto
でもやっぱ、全然違うや、
eto
uriのは絶対、本心だって、ちゃんとわかった、
eto
でもりゅうじくんのは
eto
台本に書かれたものを演じてるみたいな、
eto
感情のないセリフだったんだなって
eto
だから、uriのせいで苦しんだんじゃないの
eto
私がいつまでも忘れられないせい、
eto
むしろ気づかせてくれて感謝してるから、
eto
だから本当に、気負わなくて大丈夫だから、
uri
.......分かった、ありがとな、
eto
それでね、uriには、ちゃんと言わなきゃいけないことがあるの
uri
言わなきゃいけないこと?
eto
.......返事、させてほしい
uri
.......あぁ、
eto
ちゃんと全部、正直に言うから、
uri
うん、いいよ
eto
私、好きな人がいるの
eto
気持ちは曖昧で、不安定なままだけど、
eto
でも今は、ちゃんと好きだって言えるくらいには、気持ちがハッキリしてきたの
eto
だから、その人に真っ直ぐでいたいから、
eto
だから、
eto
uriの気持ちには、応えられない、
uri
うん、知ってる
uri
yuanくん....だろ?
eto
えっ、なんで、
jpapa
.......ぇ
uri
あぁ、jpaさんじゃないよ
uri
俺が気づいただけ
uri
etoさんのyuanくんを見る目が他の人と違うように見えたから
eto
えっ、私わかりやすかった、?
uri
いーやっ、そんなにわかりやすい訳じゃなかった
uri
気づいてるやつもいねぇと思うよ
eto
そっ、か.......よかった、
uri
それと、お願いがあるんだけど、
eto
お願い?
uri
告白のこと、忘れてくれて構わないからさ
uri
これからも、今まで通りにしてほしい
eto
それはもちろんだよ、!
むしろ、私がお願いしたいくらいだから、
むしろ、私がお願いしたいくらいだから、
uri
そっか、それならいいんだよ
uri
jpaさんも、本当にありがとう
jpapa
うん
uri
じゃあ、また