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瀬戸 未怜

奏多…助けて…

ドンドンドンドンドン

「開けろ!」

電話の向こうで何かが起きている

瀬戸 奏多

お前今何処にいんの?

瀬戸 未怜

奏多の部屋…

瀬戸 奏多

旭陽は?

瀬戸 未怜

いきなり入って来た人にやられちゃって…

元総長だろ…

瀬戸 奏多

今から戻るから…

急いでも20分…

何もなければいいけど…

話してる間もドアを叩く音と罵声は聞こえていた───

瀬戸 未怜

奏多…

瀬戸 奏多

待ってろ!絶対ドア開けんなよ?

瀬戸 未怜

うん…

通話を切り、急いで家に向かった

家に向かいながら 色々と考えた───

未怜は怪我してないか…

お腹の子は無事か?

あの電話の向こうで叫んでた人は誰なんだ?

など…

考えても全く心当たりがない

ピコン♪

まさか…な?

唯愛が仕込んだか…?

と、よぎったが唯愛の性格上それは有り得ないと思った───

LINEは後で返すことにし、家に着くと

門の前に1台の車が停まっていた

俺の車を中に入れる事も出来ず その車の後ろに停め、家に入る

玄関を開けると旭陽が倒れていた

瀬戸 奏多

おい!旭陽!

瀬戸 旭陽

ん…奏多…?

瀬戸 奏多

心配させんな…

と、言い残し俺は2階へ上がる

電話の時と違い静かだった───

そう思った矢先

瀬戸 未怜

いやぁ!

瀬戸 未怜

んっう…んん…

瀬戸 奏多

未怜!

瀬戸 未怜

あっ…んんっ…

瀬戸 旭陽

奏多!警察…

瀬戸 奏多

ぶっ殺s──

旭陽の声など耳入らず自分の部屋のドアノブを掴み捻る───

が、開かない───

瀬戸 奏多

未怜!

瀬戸 未怜

かな…あっんん…

瀬戸 旭陽

俺の部屋からベランダ通って入ったんじゃ

瀬戸 奏多

…っ!

旭陽の部屋に入りベランダを通って俺の部屋へ───

中にでは見知らぬ男に抱かれている未怜の姿があった───

瀬戸 奏多

テメェ何してんだよ!

ドスッ!

っう…ってぇ

殴った拍子に繋がっていた部分が抜け ベッドの下に落ちた──

瀬戸 奏多

未怜!

gyっ───

瀬戸 未怜

かな…た

瀬戸 奏多

ごめん…

瀬戸 未怜

…っグス

俺の胸で泣き出した───

俺は優しく抱きしめ頭を撫でるしか出来なかった───

男は旭陽が押さえ付けた

瀬戸 奏多

旭陽…

瀬戸 旭陽

あ?

瀬戸 奏多

そいつから聞き出せ

瀬戸 旭陽

何を

瀬戸 奏多

経緯だよ

瀬戸 旭陽

あー!わかった

瀬戸 旭陽

とりあえずこいつ連れて部屋出るわ

瀬戸 奏多

ああ

旭陽が男を連れ部屋を出ていった

その後もしばらく泣き崩れている未怜

俺はただ抱きしめ、落ち着くまで頭を撫でていた───

瀬戸 未怜

奏多…

瀬戸 奏多

ん?

瀬戸 未怜

奏多で消して…

瀬戸 奏多

いいの?

瀬戸 未怜

このままの方がやだ…

泡と、黒蝶。〜season2〜

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コメント

1

ユーザー

最高すぎます😭😭💖

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