らくあ
らくあ
らくあ
私の神はここに居た
私は心五十
名前は…巫山戯てる
姫凛だってさ
読み方が変なの
キリンだって
嗤われちゃった
私の親は、所謂毒親?
って云うらしい
最初は私をつくる気はなかったとか
けれど私ができて巫山戯たみたい
親にも見放されたらもう何も出来ないよね
どこかで聞いたことがあるんだ
神様は居るとか
神様は私を護るって
じゃあ神とは何?
なんの存在なの?
私を護ってくれる存在?
嘘だ
私は毎日親に殴られる
だから 今日もこうやって公園でほっつき歩いてる
毎日知り合いに莫迦にされる
だから 毎日暗い公園で泣いている
だけど私は他の話も聴いたことが有る
とある夢の中だった
その話は──
暖かい雨に打たれている様な感覚の中
"紅い薔薇"は云った
私は神を愛した人
神は私を愛してくれた人
そう言って、私の目の前から消えた
私の目からは涙が落ちた
何故だかは解らない
否、解らないんじゃない
解りたくなかったのだ
私は歩く
急度、否、ほぼ必ず
私が求めていた物に出逢えると想ったから
そしたら─
目が覚めてしまった
後少しだった筈だ
私が求めた物が有る筈なのに
でも違った
私が求めている物は…
此処に有った
私はポケットに入れていたカッターを取る
其の儘、此処で眠りにつくのだ
そしたら私が求めている物がみつかる
ねぇ…そうでしょう?
私の神樣は…私を"愛してくれるから"
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中人)キリンねぇ……キリン……うん……()(何の神かはさっした)