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野村 胡乃💫🤍🩷️
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コメント
1件
うわ、この第1話めっちゃ良かったわ…!幼なじみ同士のやり取りが丁寧で、駿河が榮花をさりげなく気遣ってる感じが完全に刺さった。「こんな日常がずっと続けばいいって口に出せないのも分かるし……ってなる
四月。
桜が舞い始めた、春の朝。
高校二年生になった橋本 榮花(はしもと えいか)の朝は、今日も慌ただしかった。
大内 駿河
玄関の外から聞こえる聞き慣れた声。
橋本 榮花
慌てて鞄を持ち、玄関を飛び出す。
そこには、いつも通り大内 駿河(おおうち するが)が待っていた。
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
呆れたように笑う大内 駿河。
小さい頃からずっと一緒にいる二人にとって、朝こうして待ち合わせることは当たり前だった。
家も近く、学校も同じ。
隣を歩くことに、特別な意味なんてなかった。
少なくとも、橋本 榮花はそう思っていた。
教室に着くと、橋本 榮花は友達に挨拶をしながら自分の席へ向かった。
橋本 榮花
クラスメイト
橋本 榮花
クラスメイト
橋本 榮花
少し離れた席では、越川 秀(こしかわ しゅう)が男子たちと楽しそうに話していた。
明るく、誰とでも気軽に話せる男子。
橋本 榮花とは同じクラスだが、今までほとんど話したことはない。
越川 秀
男子生徒
楽しそうな笑い声が教室に響く。
橋本 榮花は一瞬そちらを見たものの、すぐに友達との会話へ戻った。
昼休み。
橋本 榮花が友達とお弁当を食べていると、教室の入口から声が聞こえた。
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
差し出されたのは、朝から探していたヘアゴムだった。
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
そう言いながらも、大内 駿河の表情はどこか柔らかかった。
二人のやり取りを見ていた友達が、にやにやしながら口を開く。
クラスメイト
橋本 榮花
橋本 榮花は何の迷いもなく答えた。
その言葉に、大内 駿河は何も返さなかった。
放課後。
帰り支度をしていた橋本 榮花の机から、筆箱が床に落ちた。
ガシャン
橋本 榮花
拾おうとした瞬間、先に誰かの手が伸びる。
越川 秀
橋本 榮花
越川 秀
橋本 榮花
越川 秀
ほんの少しの会話。
それだけだった。
けれど、橋本 榮花にとって越川 秀とまともに話したのは、これが初めてだった。
大内 駿河
教室の入口から大内 駿河が声をかける。
橋本 榮花
橋本 榮花は筆箱を鞄にしまい、大内駿河のもとへ向かった。
帰り道。
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
橋本 榮花はくすっと笑い、前を向いた。
大内 駿河は隣を歩きながら、ちらりと橋本 榮花を見る。
いつもと同じ笑顔。
いつもと同じ声。
いつもと同じ帰り道。
この時間がずっと続けばいい。
そんな気持ちを、大内 駿河はまだ口にできずにいた。
大内 駿河
橋本 榮花
大内 駿河
橋本 榮花
今日も二人は、いつも通り隣を歩いて帰る。
けれど、その当たり前の日々は少しずつ変わり始めていた。