この作品はいかがでしたか?
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俺が今よりずっとずっと小さくて、一人でおつかいにも行けなかったときの話だ。
俺はその日どうやら、保育園の先生に花を渡したらしい。
「だいすきですおむこさんにしてください」と書いた紙とともに。
そして、この話で一番重要なのはー
ー……その先生は、男性だったということだ。
三橋 友也
川上 陽太
俺は今高校三年生。青春を謳歌する甘酸っぱい時期の真っ最中
の、はずだったのにな
俺には彼女をつくることはできないのかもしれない
親に孫を見せることはできないのかもしれない。
保育園での一連の事件の後、俺は薄々勘付き始めていた。
それから好きになる人は、みんなみんな男だった
優しくて甘い香りのする女性じゃなくて、
俺は、俺は……男を選んだんだ。
三橋 友也
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
まぁだいたいこの流れを見ていればわかると思うけど
……多分貴方らの思っている通りだと思う
…俺の好きな人は……
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
やっべ、危ない。
じっと見てるとか、しかも二人きりの時に……
ダメだよ俺、ダメだ……
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
突如その場の空気を割いた着信音が、俺には不快でならなかったのを覚えている
三橋 友也
川上 陽太
その刹那、俺の心臓はフルスロットルで鼓動を刻み始めた
美波?だれだ、それ……誰、だれ…??
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
三橋 友也
ああ、俺は何を聞いているんだ
自分で自分の首を絞めているだけじゃないか
やめろ、俺、やめろやめろ……
川上 陽太
川上 陽太
三橋 友也
三橋 友也
息が止まった気がした。
さっきまで忙しなかった心臓ごと止まってしまったように思った
陽太の顔が、見れそうに無い
三橋 友也
三橋 友也
三橋 友也
三橋 友也
川上 陽太
ー俺は、逃げた
ごめん、陽太。お前は悪くないんだよ
でもきっと、お前は優しいから、罪悪感を感じるんだろう
三橋 友也
三橋 友也
第一部 終
コメント
11件
👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻友也ぁ…
友也… そういう時もあるよ… 陽太のことを思う友也の気持ち…なんて素敵なんだ👏🏻💫