第弐頁『正体』
リオ
──…へぇ、本気で、ねぇ
リオ
善いじゃん!掛かってきなよ
海
…わかった
海
春花!
春花
!!
海
私たちは戦うから、癒月の手当て頼んだ!
春花
…う、うん!
輝晴
任せとけ!
海
…行くぞ、海菜!
海菜
はい
リオ
…先ずは私から
"黒き稲妻"
(黒い稲妻が落ちる)
春花
…!?
春花
(今、海たちに直撃した…!?だ、大丈夫かな…)
海菜
…ふふ、残念でしたね…
海
私らにはそんな技効かね〜ぞ〜
リオ
なっ…
海菜
…それじゃあ、次は私たちの番ですね
海
…(右腕を上に向け
"神の救済"
(白と黒の稲妻が降り注ぐ)
リオ
!?
リオ
くッ…(負傷
癒月
な、何あれ…すごい…!
輝晴
は…?確かあの能力って…
輝晴
"破壊神"の血が流れてる人にしか扱えないはず…
春花
え…?じゃあ、まさか海たちって…
「"破壊神"…なの…?」
〜数分後〜
海
…はぁ…はぁ…
海
(能力使いすぎたか…?体力がもう…)
リオ
──…だ…
海
…え
リオ
未だ、だ…
リオ
…此れよりもっと…強い力を…見せてやる…ッ!(剣構
海
…ッ
海
(身体が思うように動かない…)
リオ
容赦無く行ってあげるよ…
リオ
はぁぁ…ッ!(剣振
海
ッ…!(避けきれない…!)
春花
!(海…!)
海菜
ッ海!!
海菜
(ダメだ、私では…間に合わない)
海菜
(そんな…嫌だ)
海菜
(海を…大切な人を失いたくない!)
〜回想〜
私たち双子は、元々はれっきとした「人間」だった
だが…
ある研究員による研究のせいで…
海(幼少
…ここ、どこ…?
海菜(幼少
わかんない…
研究員
ほら、こっち来い(引張
海(幼少
痛ッ…!
海菜(幼少
やめて、離して…っ!
〜研究室〜
研究員
──…動くな!(抑付
海(幼少
いや…ッ!
海菜(幼少
やめて…!
研究員
(麻酔打
海(幼少
う…(眠
海菜(幼少
…(眠
〜数時間後〜
海(幼少
──…ん…?
海菜(幼少
あれ…私たち、何を…
研究員
…ふ、ふふ…
研究員
ふははは…!!
遂に!遂に成功した…!
遂に!遂に成功した…!
海(幼少
…え…な、何が…
研究員
聞いて喜べ…!
お前達は今日から…
お前達は今日から…
"破壊神"だ!!
海(幼少
ッ、は…?
海菜(幼少
な、なん…で…
この研究所によって…
私たちは化け物に作り替えられた…
この日を境に、私たちは研究所への復讐を誓った…
──続