コメント
14件
もう、表現力が……爆発していらっしゃるじゃないですかッッ!! 詳しく、美しい言葉で風景や場面を表現するのめちゃめちゃ凄い!!もう尊敬の嵐がぁぁ
尊いっっっっ❕!_φ(゚Д゚ ) 黄昏時❕!(/--)/ ありがとうちーちゃん❕! こんな素敵なストーリーを書いてくれて(/--)/
らい
らい
中也
太宰
珍しく昼起きの中也が早起きして院内を散歩していた。
ダイアモンドのネックレスを下げて。
太宰
太宰
中也
太宰
中也は笑顔で今日は何もしない!!だらだらしてみたい!!っと
然し、奇病持ちの中也にゆっくりする暇も無く午前中は検査で潰れ、午後は雨で一日中屋内で過ごす事になった。
中也
中也
太宰
頬をふくらませる中也。どうやら私とサッカーをしたかったよう。
此処から十分程吠えて居たが次第に静かになっていった。
太宰
太宰
中也は頷いて布団に潜る。何か嫌な予感がする。
太宰
腕を大きく伸ばして一息。
太宰
医者
太宰
最近?このパラレルでの暮らしに慣れてきて手作り弁当とか持って来て浮かれて居るが中也のタイムリミットは刻一刻と迫っている。
コンコンッ
太宰
太宰
太宰
腕から鮮血が滴る中也が窶れた顔で私に御免と小さく返事をした。
太宰
太宰
中也
中也
中也はぽろぽろと涙を零し始めた。拭っては零れ拭っては零れ呼吸が乱れる。
太宰
太宰
涙のせいで過呼吸気味になる中也の背中を擦りながら私は何か怖いの?っときいてみる。
彼は何も答えず黙り込んだ。暫くすると顔を上げて私に抱き着いた。
太宰
中也
中也は生きていると絶え間無く恐怖に襲われる。
明日生きているか分からない
明日親戚が引き取りに来るかもしれない
明日私と一緒にいれなくなるかもしれない。
其れが怖くて堪らないという
中也
中也
中也
中也
彼の中で多少は簡潔しているようなので私は何故と問いただす事はせず彼とお昼を食べた。
あんなに強気な中也でも怖いことは在るんだなと新鮮な気持ちになった。
この並行世界では知らない中也が沢山見れる。
彼が亡くなっても尚、話して、笑って、泣いて
あゝ。ずっと此処に居たい。
太宰
私は夕方の5時半頃に中也を屋上へ呼び出した。
中也
太宰
中也を手招きし隣に座らせる
昨日気付いたのだが此の病院の屋上の景色は絶景。
太宰
太宰
太宰
太宰
彼は首を傾げる。まあそうだ。
彼は私と目が合うと、すぐに逸らして空を向いた。
橙色と桔梗納戸が混ざる夕焼けが彼の青い目に写り混ざり、益々美しく変化する。
私はそんな彼の横顔に目を奪われ続けた
橙色が段々と紺桔梗に飲まれてゆく
一瞬で変化して何時も美しい
陽の光のせいか彼の顔はすこし紅葉をちらしていた。
太宰
彼は「ンだよ。」っと乱暴に返事をし私の方を向く。
私は空かさず彼の唇にキスを一つ落した。
そして。
太宰
太宰
浮遊感に身を任せ身体の力を抜いてゆっくりと目を閉じた。
だ…さん
だざ…さん
太宰さん!
敦
太宰
敦
敦
太宰
私はあの並行世界の病室で一通の恋文を見つけた。
私宛のね
内容は 拝啓太宰医師 果して患者と医師がこんな関係を作ってもいいのか俺は判りません。然し、何かに残さないと俺の気がすまないので、嫌かもしれませんが受け取ってください。そして気に入らなければどうか俺の居ないところで破り捨てて下さい。俺の身体はとても醜いです。他人に土足で踏み込まれた体と心です。少し前までこんな俺が人に憧れていいのか、人を好いてもいいのか、毎晩悩んでいました。ですが貴方はある日突然人が変わったかのように明るくなりました。俺はそんな貴方に背中を押されました。俺は貴方が好きです。俺の幸せは貴方に少しでも愛情を注いでもらうことです。むず痒い文章で申し訳無いですがこれが俺の精一杯です。
私宛というかあの世界の私宛だね
今私は何だか心が苦しい。
悔いがあるわけじゃない。後悔もない。
だけど何だか…胸が締め付けられてとても苦しい
らい
らい
らい
らい