杏堂〇〇
杏堂〇〇
待ち合わせ場所に着いて銀ちゃんに飛び着く。
やや頬を赤くしながら少し困ったようにする銀ちゃん。
杏堂〇〇
樋口一葉
杏堂〇〇
樋口一葉
銀ちゃんから離れながら云うと樋口ちゃんが銀ちゃんを見ながら 頭の上にハテナを浮かべている。
若しかしたら銀ちゃんが女の子と云う事を知らないのかも。
よし決めた、面白そうだから説明せずに見ていよう。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
杏堂〇〇
樋口一葉
樋口一葉
樋口一葉
樋口一葉
杏堂〇〇
私は資料作成から戦闘任務、暗殺でも潜入でも 大体どんな任務でも受ける。
だから今回の"万が一の保険役"だって引き受けた。
けど少し渋っている。今も。ものすごーく。
何でかって云うと……
中島敦
太宰治
太宰と接触する任務だからだ。
此処数日組合の件でウチもあっちも忙しく、 会う処か連絡も取っていない。
そんな太宰が私を目の前にして何もしない筈が無いのだ。
素早く逃げて、 且つ太宰と接触した事を中也にバレない様にすれば
一件落着なのだけど……。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
樋口一葉
杏堂〇〇
樋口ちゃんに心配そうな顔で覗き込まれて声を上げる。
何故か反射的に敬語になってしまった。
樋口一葉
樋口一葉
樋口一葉
銀
慌てて云う樋口ちゃんと激しく首を縦に振る銀ちゃん。
こんな可愛い後輩達に余計な心配を掛けさせてしまったなんて。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
樋口一葉
杏堂〇〇
樋口一葉
樋口一葉
銀
樋口ちゃんの提案に嬉しそうに目を輝かせる銀ちゃん。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
樋口一葉
任務前とは思えない程明るい雰囲気なのでした。
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