竜胆
兄ちゃんッグスッ
蘭
!?
モブ美
!?
モブ美
蘭!弟くんいるじゃないの!
モブ美
もう帰るっ!
蘭
あ…え…
バタンッ
竜胆
グスッ
蘭
竜胆っごめん
竜胆
い…らっ
竜胆
こっ…りぇ…に…
蘭
え?
竜胆
いいからッ
これ何ッグスッ
これ何ッグスッ
そこには涙で顔がぐしゃぐしゃで 蘭の服を萌え袖しながら着ている竜胆がいた。
蘭
竜胆ってさ…
蘭
オメガだったの?
竜胆
わかんにゃいよッ/////
蘭
じゃあさ番になっても良い?
竜胆
早くしてッグスッ
複雑な気持ちと 自分がオメガだったという情報が 頭の中を混乱させた。
もう全部どうなってもいい…。
ただ、
兄ちゃんとずっといたい気持ちで いっぱいだった
蘭
ちょっと我慢してね
カプッ
竜胆
ヒッ…
首元に小さな衝撃が走った。
一瞬だけ香った。
女物の香水が
鼻に残った。
竜胆
痛っ…ッ
蘭
ごめんな…竜胆
何今更…?
夜中に孤独にさせたのは
兄ちゃんでしょ?
『ごめん』
それだけ?
俺はもうそんなのどうでもよかった。
竜胆
じゃあ俺を満たしてよ…ッ
竜胆
満足するまで
竜胆
兄ちゃんの好きなだけッ
言っちゃった。
でも後悔したくない。
前よりもっと好きになって
愛してもらいたいから。
蘭
ははっ、
竜胆
なんでわりゃうの…ッ
蘭
だって竜胆可愛んだもん
竜胆
カァ///
これからよろしくね
兄ちゃんっ
続くよ☆