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補 習 室 で 、 恋 を し っ た 僕 。
教室の空気は、真夏の午後にしては妙に静かだった。
蝉の声が、窓の外でけたたましく鳴いているのに、
此処だけぽっかり空気が止まってるような感じがする。
補習の時間。
それは、僕にとって訓練以外の何ものでもなかった。
水_Hto
ぷしゅ ~ っ…とノートに突っ伏していた僕は、ついに限界を迎える。
漢字の書き取り、数学の応用問題、そして読解の記述式。
全部合わせて"地獄の3種盛り"としか思えない。
水_Hto
黄_Yu
緩く笑って僕の隣にしゃがみ込むのは、補習の先生__黒先生。
学校でみんなに『あにき』って呼ばれてる人気教師で、
明るくて優しくて、
ちょっとだけ手抜くこともあって、
でも要所要所で絶対に助けてくれる人。
僕もあにきって呼んでる!!
水_Hto
水_Hto
黄_Yu
水_Hto
ふにゃっと僕は黒先生の袖を引っ張る。
上目遣いで見上げると、黒先生は少し笑ってすぐ真顔に戻る。
その顔、ちょっとずるい。
なんかどきどきする。
黄_Yu
黄_Yu
水_Hto
黄_Yu
水_Hto
ぽろっと、口からこぼれた。
びっくりして自分でも思わず手で口を押さえたけど、もう遅い。
先生の動きが一瞬止まった。
黄_Yu
水_Hto
耳まで真っ赤になって、顔を隠そうとした時、黒先生が苦笑した。
ほんのり照れた顔してて、でもどこかあたたかくて、優しい。
黄_Yu
水_Hto
水_Hto
声が小さくなった。
ぁ" ~ ~ ~ ッッ……はずッ……‼︎
何でこんなこと言ってんだろ…、ぼく…。
教室の中で、自分の心音だけが響いてる気がする。
すると、かた、とペンが机に置かれた音の後、
黒先生の手が僕の頭にそっと乗っかる。
水_Hto
黄_Yu
水_Hto
黄_Yu
水_Hto
黄_Yu
そう言って、黒先生は僕の額にそっと口づけた。
優しい音がして、自分の体温が一気に上がるのが分かる。
黄_Yu
水_Hto
黄_Yu
水_Hto
もう一回………。
ってか、あにきってこ ~ いうの照れるタイプじゃないんかい…!!!
僕だけ照れててずっと恥ずかしいんだけど……。
黄_Yu
黄_Yu
水_Hto
教室の外では、少し前と変わらず雲が空を登っている。
蝉の声も変わらず響いていたけれど、
僕の胸の中で鳴っていたのは、恋の音だった。
リクエストまじ感謝です…‼︎✨ 黒さんが照れるって言うのも書きたかったんですけど、大人の余裕そうなのが1番書きたくて……🥹🫶 リクエストまだまだ募集中です!!
コメント
11件
ねぇぇ😭😭 水黒組はかわいいぃ!! なのに、こんな恋話はもっとかわいいよ😭😭✨✨ 可愛すぎてやばい🤦♀️❤ てか、ふたりのほのぼのめっちゃ好きなんよ、、最高👍
もぉぉぉ死んじゃう(汗) もーリクエストしていいですか~? しないと死んじゃう! 足んないのでコメントに送ります!
ちょ、やべぇです(?) リク主様神ですな( ばりきゅんきゅんしたんだが(( 🥞組は最高すぎるッッ👍️✨️👊