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最後の練習を終えた後、僕たちはパーテーションで区切られた舞台わきの待機場所に入った 。
僕達の前の団体はフルートの三重奏で、これが終わったら出番だ
しばらくして運営スタッフから合図が送られ、僕たちはいよいよステージに上がった
緊張しながら横目で客席を伺って、僕はぎょっとした
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ジミニヒョンも僕の視線をおってそこを見る 。
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そこにはさっき控え室に嫌味を言いに来た彼女がいた。 セレブがリゾート地で着るような派手なワンピースにフルメイクで僕に不気味な笑顔で手を振っている
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まさかの人物に動揺したジミニヒョンが譜面台を倒してしまった
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焦って屈みこむジミニヒョンと一緒に僕も譜面台を起こした
その時、誰かがプーッとふき出した 彼女とその取り巻き連中が声を潜めて笑っている ジミニヒョンが舞台の上で失敗したのを心の底から喜んでいる顔で
ジミニヒョンは無言のまま椅子に座り直した 忍び笑いは続く。僕たちが楽器を構えたのに、くすくす、くすくす、いつまでも
もう我慢できない、僕が怒鳴りかけた、その瞬間
ドガーーーンと凄まじい音が鳴り響いた
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客席の人達はみんな吹き抜けになっている
両手を思いっきり鍵盤に振り下ろした衝撃音 。さっきまで笑っていた彼女達も黙り込んでいる
ピアノの方を振り返るとテヒョニヒョンが落ち着いた様子で鍵盤の上に指を置いていた
一瞬で観客席を静まり返らせたテヒョニヒョンは、今度はさっきよりもやわらかく、今度は和音も伴って、夕暮れのような哀切をおびた曲調で音を鳴らした
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思わずテヒョニヒョンのピアノに聴き入ってるとテヒョニヒョンが僕に鋭い目を向けた。
直感して僕はヴァイオリンを構えた。そして、それを見たジミニヒョンも同じように構えた。
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そこからはあっという間だった。 ジミニヒョンのヴィオラと僕のヴァイオリンの音がピッタリ重なる。それをテヒョニヒョンのピアノがしっかりと支えてくれる
練習通り弾き進めていき、終わりの和音をこれでもかと情感をこめて響かせてから、同時に音を切った
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観客席は大きな拍手が鳴り響いている
ピアノの方を向くと、テヒョニヒョンがしきりに手を振って合図してきた。 はっとして僕とジミニヒョンは立ち上がり、深く礼をした
ジミニヒョンは悔しそうにこちらを見ている彼女にべっと少し舌を出し、煽るように見返していた
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みんな元気だなぁと笑いながら見ているとテヒョニヒョンが嬉しそうな顔でこちらに駆け寄ってきた
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また昔みたいにテヒョニヒョンと居られて、テヒョニヒョンが隣で笑ってくれている 。 すごく幸せで 嬉しくて 自然と涙が出てきた
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袖で頬の涙を拭い、僕はテヒョニヒョンの手をとり先に出ていったジンヒョンとジミニヒョンの後を追った
打ち上げの為の買い物を終わらせ僕達はジンヒョンの家へ向かった
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ジミニヒョンとジンヒョンの少し後ろをテヒョニヒョンと歩く 夕日で照らされた僕とテヒョ二ヒョンの影が歩いていくにつれ小さくなっていく まるで子供の時の僕達を映し出すように
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まっすぐに僕を見詰める綺麗な三白眼のテヒョニヒョンを見つめ返し、僕はゆっくりと口を開いた
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テヒョニヒョンは少し驚いたように目を丸くしたあと、静かに笑った
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そう言ってテヒョニヒョンは僕の腕を掴んで引き寄せた
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テヒョニヒョンは僕の耳元に顔を近づけてきた
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テヒョニヒョンは悪戯した後の子供みたいな顔で笑い、先に前を歩くジミニヒョンとジンヒョンの所へ走って行った
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まだドキドキしている心臓を抑えながら僕はテヒョニヒョン達を追いかけて走って行った
次で完結です ~ 内容が変になっちゃったけど許して、 また新しい話投稿する予定なので リクエストなどあればコメントしてくれると嬉しいです ♡ いいね と フォロー お願いします ・*: 。