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いむくんが頑張る話

第2話 - いむくんが頑張る話２話

561

2022年05月30日

#いれいす

#いむしょー

#いれいすBL

ぬん

【注意】

学園パロ

-hotoke-→初兎

いむくんが拗らせてる

大丈夫な方だけどうぞ！

～五限目～

教授

～～～～～～

-hotoke-

（この先生、話長いんだよなぁ…）

-hotoke-

はぁ……

初兎

おれもだいすきー！笑

おれ『も』？

違う

その好きじゃないの

僕が言ってるのは

僕が欲しいのは

-hotoke-

（でも）

-hotoke-

（みんなからしたら羨ましいんだろうなあ）

-hotoke-

（…しょうちゃんの一番の親友なんて）

-hotoke-

（…なのに）

なんでこれじゃ

満足できないんだろう

苦しい

教授

はい、じゃあ今日終わり

-hotoke-

………あ

いつの間にか終わってた

-hotoke-

ってノート写してないやばっ

写真を撮ろうとスマホを取り出した瞬間

ﾋﾟﾛﾝｯ（通知音）

-hotoke-

？

-hotoke-

（しょうちゃんからだ…）

-hotoke-

………

～LINE～

-hotoke-

やだ待ってる！！！！しょうちゃんと一緒に帰りたいもん！！

初兎

ほんとっ？じゃあごめんけどちょっと待ってて！

-hotoke-

うん！

-hotoke-

空き教室で待ってるね！

-hotoke-

…行くかぁ

～空き教室～

-hotoke-

はぁ……

-hotoke-

（ぼく今日溜息ついてばっかだなぁ）

初兎

いむくん？今日元気ない？

しょうちゃんの心配そうな顔が頭に浮かぶ

-hotoke-

（はっ！！だめだめっ）

-hotoke-

（僕が元気じゃないとしょうちゃんが心配しちゃう）

-hotoke-

（考えるのは家に帰ってから！）

-hotoke-

（とりあえずしょうちゃんと一緒に入れる時間を楽しまなきゃ！！）

必死で笑顔を作るが、スマホ越しに映る自分の眉にはしわが寄っていた

-hotoke-

………

-hotoke-

頭冷やしてこよ

この学校の最上階には一息をつくのにとっておきの場所がある

-hotoke-

ﾄｺﾄｺ

-hotoke-

（ここ曲がってあと一直線だよね）

着いた

ドアに手をかけようとすると

女の子

～～～～

-hotoke-

（…あれ、話し声？）

女の子

……好きです//

-hotoke-

（！？）

-hotoke-

（もしかして僕）

-hotoke-

（告白現場に居合わせちゃった？！）

も、戻ろう

女の子

しょう君の理想の女になってみせるから……！！

-hotoke-

…え………

……しょうくん？

しょうちゃんのこと……？

-hotoke-

（………）

初兎

え、ありがとう

初兎

そんな風に思ってくれてたなんてうれしいわぁ

まぎれもなく彼の声をしていたそれは

とても嬉しそうな声色だった

-hotoke-

（…あ………）

これ以上聞きたくない

-hotoke-

……っ

僕は廊下に響く自分の足音も気にせず走った

～空き教室～

-hotoke-

はぁっ………はぁ……

気持ち悪い

壁に寄りかかって座る

-hotoke-

………

-hotoke-

………ｸﾞｽｯ…

聞いちゃった

-hotoke-

（しょうちゃん嬉しそうだったな……）

-hotoke-

（……付き合うの、かな…）

-hotoke-

…う………ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

『親友』なら

おめでとうっていうんだろうな

-hotoke-

（でも）

-hotoke-

（しょうちゃんの前で笑って言える自信ないよ………）

苦しい

-hotoke-

（楽になりたい……）

女の子

理想の『女』になってみせるから

-hotoke-

…ｸﾞｽ……

-hotoke-

（………僕は同じ土俵に立ってすらいない）

-hotoke-

………っ僕かしょうちゃんが

-hotoke-

女の子だったら………ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

………

-hotoke-

先帰ろ………

鞄を手に取って立ち上がった時

初兎

おくれてごめんな～！

彼が戻ってきてしまった

-hotoke-

あ………

初兎

い、いむくんっ？？！

初兎

なんで泣いてるん！？？

-hotoke-

（さいあくだ………）

-hotoke-

（しょうちゃんにこんな顔みせたくなかったのに……）

初兎

な、なにがあったん……！？

-hotoke-

だ、大丈夫………ｸﾞｽｯ

-hotoke-

かえろ………

初兎

………

横を通り過ぎようとしたとき

しょうちゃんにハグされた

-hotoke-

ぇ……

初兎

いむくん…

初兎

誰でもいいたくないこと１つ２つあるのはわかってる

初兎

おれに言わなくてもいいけど

初兎

一人でつらいもの抱えんとって…

-hotoke-

………

やめてよ

-hotoke-

……優しく、しないでよ　ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

しょうちゃんを押し離す

初兎

………いむくん

苦しい

楽になりたい

-hotoke-

ｸﾞｽｯ………もとはといえば、

-hotoke-

しょうちゃんが、、優しくするから……

初兎

………？

苦しい

-hotoke-

………しょうちゃんは僕のことどう思ってるの……？

初兎

そ、そんなの一番大切な親友って！

-hotoke-

…やっぱり

-hotoke-

しょうちゃんは僕のことなんにもおもってないんだ………

わかってたけど

初兎

なんでそうなるんっ！？

初兎

おれはいむくんのことっ　　んむっ

彼の口を手で覆う

-hotoke-

………

苦しい

-hotoke-

こんな状況でもまだわかってくれないんだ………ｸﾞｽ

そっと手を下ろす

苦しい

初兎

いむくん……？

-hotoke-

友達とは思えない距離感で

-hotoke-

毎日しょうちゃんに好きって言って

-hotoke-

毎日ぎゅーもして？

-hotoke-

しょうちゃんが女の子と付き合ったってタイミングで泣いてるのに

-hotoke-

これでも伝わらないの？

-hotoke-

……しょうちゃんのばか

楽に……

させてよ

初兎

……っ？

しょうちゃんの襟元を引き寄せて

僕は強引に唇を奪った

-hotoke-

ちゅ

いったん区切ります

長くなってしまいました！タップお疲れ様です

急いでたので誤字・脱字等あったらごめんなさい

あ、あと前回たくさんの反応ありがとうございます！！まじでうれしいです(´;ω;｀)

みて頂きありがとうございましたー！

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