愛情は助けた上に

放課後

ｶﾞﾁｬ､

ﾊﾟﾁﾝ、！

みんなから言われた言葉はいつも

"完璧"だった、

俺はその言葉を聞く度に嫌気がさす、

苦しくなるから

決められたレール

それが大嫌いだ

自由に生きたい

夢を見るのは悪い事？

従順なのが"いい子"になるの？

それなら、

俺はいい子じゃなくていい

悪い子で、生きていくんだ、

俺は家にいた

外が好きじゃなくて、

眩しい光が目障りだと思ってた

でも、嫌でもついて行けばよかった、

あの日

近くに居たのは姉ちゃんだけだった、

俺は思った

「いいな、」と

羨ましかった

でも、

その分可哀想だとも思った

近くで死ぬ所を見たんだ、

大好きな母親が、

だから、

俺は姉ちゃんを愛したかった

愛す人が居ないなら、俺が愛す

でも、

間違えちゃった

俺は無能で、

姉ちゃんは有能

それでよかったんだ

真面目なんて、くだらない

もう、

何も要らない

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

暖かい物が俺の頭を撫でる

その手はやがて、俺の手を握って

耳からどかした

目を開けたと同時に、

求められた

やっと、

俺が欲しい言葉が聞けた

"大好き"

かい可愛くね？by主