テラーノベル
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ハテナ
私は走っていた。
…全力で、あの場所へと。
ハテナ
偽物/fake
ハテナ
私は必死だった。
死者を出したくなかった。
偽物/fake
ハテナ
偽物/fake
ハテナ
私はそう言って、走り出した。
ハテナ
名無しを探していた時。
私は目を凝らした。
人がいる。あそこに。
名無しかもしれない…あれは…
あれが振り返った。
私の目に映ったのは…名無し…ではなく、
ルードだった。
ハテナ
それに、ルードはハサミと包丁を持っていた。
ルード
ルードはにっこりと笑った。
ルード
ハテナ
私はルードの足元を見た。
そこには、倒れている、るいがいた。
ルードがやってしまったんだ。きっと。
私の心の中では、自分以外にも同じことをしてしまったものがいることになぜか安心する気持ちと、自分が今怖がっていることに笑顔を浮かべているルードへの恐怖の気持ちが混ざり合っていた。
ハテナ
目の前からルードの姿が消えていることに気が付いた。
…ころにはもう遅かった。
ルード
私が振り向いたら…ルードが包丁をこっちに振り下ろしていた。