俺じゃなくてホストが俺に堕ちました

こんにちは ー！！ 特にいうことないので start

すっご ... （）

めっっちゃイケメンだな ...

いつものテンプレ文 。 正直 、 別に全然楽しもうとか思ってない。 こうやって笑って 、話して 、 そうしないと 生きてけないし 。

真っ直ぐで 、 なにかを見透かしたような目 が 今 、俺を突き刺している 。

思わず声が出る 。 そんな俺を見て彼は 指を指す 。

“ 俺の前では ” 客にこんなこと言われたのは初めてだった。 誰も 、俺の 営業スマイル の 裏を覗こうとはしないのに 。 rmは あっさり 踏み込んできた 。

笑って誤魔化したつもりだった 。 けど、 彼は全く笑わない 。 むしろその視線が真っ直ぐで 、 どこか優しかった 。 まるで “ 嘘つくな ” って 静かに言われてるような ほど 。

気づいたら 俺の方が話してた 。 なんでか わかんないけど 。 仕事のこと 、昔の夢 、どうでもいい愚痴まで 普通なら絶対言わない ことを 彼には言っていい気がしてしまったから 。 目の奥に “ 聴いてる ”っていう 温度があった 。 その温度に 少しずつ 心が ほぐれてしまった 。

短く言って 視線を逸らす 。

思わず聞いてしまった 。

そう言って 笑った 。 その笑顔が どんなネオンよりも 鮮やかに残った 。

あれから 鏡を見る度に 少し困る 。 どの笑顔が “本物” なんだっけ 、って 。