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凪津フユリ
凪津フユリ
教室がざわめく中、大声が響き渡った。
篠塚レン
大声を出した女子は、副生徒会長のフユリさん。
何故、桜月さんのことを呼んでいるのか。
女子生徒B
女子生徒A
凪津フユリ
凪津フユリ
すると、桜月さんは、ばん!と立ち上がった。
目を見開いて、一言。
桜月イロハ
凪津フユリ
桜月イロハ
凪津フユリ
フユリさんはすぐさま教室に走って入り、桜月さんのそばに近寄りそのまま抱きついて、すりすりと頬ずりをする。
クラスの人達
クラスの視線が一斉に二人に注がれる。
男子生徒B
女子生徒C
男子生徒A
おれはただ唖然とした。
……いや、なんだこれ。運命の再会シーン?映画だったら感動的な音楽流れる所だ。
凪津フユリ
桜月イロハ
教室が凍りつく中、二人だけが異世界みたいに盛り上がっていた。
桜月イロハ
その通り、おれ含めクラス中が、二人を見ている。
冷ややかな、目でね。
篠塚レン
クラスの人達
凪津フユリ
桜月イロハ
凪津フユリ
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
凪津フユリ
……あーこれは。
今日は桜月さん、弁当いらないか。
と、思ったのもつかの間。
桜月イロハ
クラスの人達
篠塚レン
おいおい、ちょっと待ってよ。 なんでそこでおれの名前出るのよ!しかも二人で弁当食べてんのみんなには言いたくなかったし!
クラスの人達
クラスの人達
ヒソヒソとした話し声が聞こえる。 マジで勘弁、こうなることを予測してたから、バレたくなかったのに。
視線が、今度はおれに全集中。
篠塚レン
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
あー、終わった!おれの平凡で平和なスクールライフ、おしまい。
凪津フユリ
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
何勝手に話進めてんだよ……。 拒否権は?おれの拒否権どこいった?
凪津フユリ
篠塚レン
おれの声を聞かずに、副会長は強引に手を引っ張る。痛い痛い。腕ちぎれるって。
どうしてこんな目に……。
おれの静かな学園生活は、もう二度と戻ってこない気がした。
ここで一旦、人物紹介。
凪津フユリ
凪津フユリ
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
桜月イロハ
おれは、何を見せられているんだろう。
フユリさんは桜月さんの膝の上に座り、細長いチョコのお菓子を、ポキポキと音をならしながら食べる。
そしてそれをされている桜月さんは、険しい表情を浮かべている。これじゃあ、弁当が食べられない。
桜月イロハ
桜月イロハ
桜月イロハ
凪津フユリ
桜月イロハ
おっと、珍しくツッコミ役になっている! 桜月さんツッコミできたんだ!
いや、それよりその名前出すなよ
篠塚レン
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
桜月イロハ
そう言って思い切り頭を引っぱたく桜月さん。
えぇぇ……案外暴力的。
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚レン
桜月イロハ
桜月イロハ
篠塚レン
私だよー By月虹レイ
凪津フユリ
篠塚レン
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
凪津フユリ
桜月イロハ
……いや待て、今の言い方なんか重くなかったか? え、おれだけ?なんかホラーに片足突っ込んでない?
桜月イロハ
桜月イロハ
凪津フユリ
凪津フユリ
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚レン
篠塚レン
凪津フユリ
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
凪津フユリ
え、何今の間。 なんかまずいこと言った?
桜月イロハ
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
チョコ菓子を飲み込んだあと、フユリさんは勢いよく立ち上がる。
そして、制服のポケットから、スマホを取り出す。
凪津フユリ
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
篠塚レン
数分後。
凪津フユリ
凪津フユリ
画面を見ながらフユリさんはそう言う。
ああ、なんでこんなこと。
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚レン
凪津フユリ
桜月イロハ
凪津フユリ
その言葉と同時に、俺のスマホが振動する。
通知が来た。
その相手は。
"桜月イロハ" 個人チャットの方に、送ってきた。
篠塚レン
チャット画面を開くと、書かれていたメッセージは。
桜月イロハ
篠塚レン
凪津フユリ
篠塚レン
桜月イロハ
目の前にいる彼女は、すました顔で画面を眺めていた。
でも、ほんの一瞬、
桜月イロハ
口角を、上げた。
おれは、知らぬふりしながら、返事を送った。
篠塚レン
そして、レンの家にて。
篠塚ミヨ
篠塚ミヨ
篠塚ミヨ
篠塚ミヨ
篠塚レン
このあと、10分くらいこの状況が続いた。
篠塚レン
桜月イロハ
凪津フユリ
篠塚ミヨ
桜月イロハ
篠塚レン
篠塚レン
篠塚ミヨ
篠塚レン
篠塚ミヨ