あれからかぶき町に戻ってくると、もうすっかり夜になっていた。
いや夜ってか深夜。
葵空美鈴
銀時
銀時
誰だよ。……あー、総悟とトシかな?
葵空美鈴
万事屋の前まで行くと、神楽ちゃんと新八君が此方に駆けてきた。
神楽
新八
葵空美鈴
葵空美鈴
私が二人を心配すると、 神楽ちゃんがむくれる。
神楽
神楽
新八
銀時
あーその事か。
葵空美鈴
葵空美鈴
口滑らせちゃった。 不味いと思った瞬間二人が身を乗り出してくる。
神楽
銀時
銀時
うげー、こうなりそうな予感がしたから何となく言いたくなかったんだよなぁ……
葵空美鈴
腰を撫でられてキスされた時を思い出して、顔が赤くなった。 …いや恥ず過ぎ…
神楽
葵空美鈴
新八
葵空美鈴
どうしよう、なんて言ったらいいんだろと、思っていると
銀時
と、銀時君が言う。 有難う銀時君…
新八
新八
葵空美鈴
新八
新八
すると、銀時君が嫌な顔をした。
何でも不味い飯だし殺されそうになるしで散々らしい。 しかもジャンプの読み聞かせをされるのが嫌らしい。
最終的には。
手当てもしなきゃいけないし、夜も遅いし、という事で泊まる事になってしまった。
葵空美鈴
葵空美鈴
銀時
私も銀時君も神楽ちゃんに手伝ってもらい、自分で手当てしたのだが…
銀時君は頭と上半身を包帯ぐるぐる巻きになっている。 私は腹だけだけど。
神楽
神楽ちゃんは、さっきから 私の事ばかり心配している。
葵空美鈴
葵空美鈴
神楽
葵空美鈴
神楽ちゃんは私にもう一度念押しし、 「私、風呂行ってくるアル!」 とお風呂に入っていった。
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
銀時
………会話が続かない。
男でしょ銀時君!! リードしてリード!!
……何か会話~…… あっ、そういえば……
葵空美鈴
私が静かに言うと、 銀時君は目を見開いた。
銀時
流石って言われてもねぇ…
葵空美鈴
葵空美鈴
桂君は、懐かしそうに思い出話をしてたし仲が良かったんだろうなー…うらやま。
私は淡々と推測を話していく。
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
人の秘密を暴くのが得意だからか、ついつい探ってしまう
葵空美鈴
葵空美鈴
高杉と桂が出していた本。 あれは…少し古い教科書の様だった。
葵空美鈴
そこまで仮説を立てた所で。
_____…ダンッッ!!
葵空美鈴
背中に衝撃。
銀時
背中にはにはソファーの感触。見えるのは銀時君と天井。
………えっ、押し倒されてる??
そう気付くのにあんまり時間はかからなかった。
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
うーん、少し怒っているかな…? ……余程、口に出したくない事なんだろうね。
………気になるなぁ……
葵空美鈴
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
まだ覚えていたのか……。 桂君は実際見られたから不可抗力なんだけど…
葵空美鈴
銀時
銀時
……小学生か!!!
葵空美鈴
顔がまたほんのりと赤くなる。 あーー、恥ずかしい。
何となく気まずくて銀時君から目を逸らすと…、
銀時君の気配が少し、変わった。
銀時
葵空美鈴
自棄になってジタバタと暴れながら喋る。
ファーストの事を言う義理はないし恥ずかしいから言いたくない。
銀時
葵空美鈴
えっ この体勢で話すの??
退いてくれないの?? 私言ったんだけど??
銀時
葵空美鈴
だから何さ!! ちょっと待って話の筋が見えないなー?
銀時
葵空美鈴
私そんな天然鈍感じゃないから分かるんだけど… これ恋愛フラグ立った? てか立てた?
高杉がそういう意味で私を見ていて、女の好みが合う、で… 待って恋愛フラグじゃない?!
葵空美鈴
葵空美鈴
銀時
聞いてねェ!!!! てか誰もンな事知らないよ!
するとナチュラルに銀時君が近付いてきた。
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
葵空美鈴
銀時君の顔を押し退けようと、 顔を手でガシッと掴んだ。
そのまま押し戻そうとするが全く戻らず。
いやいやいや馬鹿力過ぎるでしょ!
ぺろ、
葵空美鈴
手のひらを舐められた。
擽ったいし驚いたしで離してしまった手を今度は掴まれる。
そのまま銀時君は片手だけで、私の両手を頭上で縫い止めてしまった。
…………力強いな!!!!??
銀時
葵空美鈴
銀時君が私を押し付けたまま近付いてきて、首筋を見て固まる。
葵空美鈴
銀時
首に何かあったっけ…。
…………あっっ、キスマ!! ヤバイそういえば付けられたんだったァ…!!
銀時
丁度キスマがついている所を指先で スルリと撫でられた。
葵空美鈴
それだけで微かに反応してしまう。
銀時
葵空美鈴
ど、と続こうとしたら急に息が出来なくなった。
唇の生暖かい感触に目を見開く。
葵空美鈴
デジャヴ!!ちゅーされてる!
葵空美鈴
キス自体は短く、 すぐ離してくれた。
葵空美鈴
解放された瞬間、 また直ぐにキスされる。
葵空美鈴
口を無理矢理こじ開けられて舌をねじ込まれる。 口の中を銀時君の舌が暴れた。
舌が絡まり更に奥まで突っ込まれ、唾液まで絡まされてくちゅ、 と音がなる。
銀時
葵空美鈴
唾液が口から溢れない様に、 飲み込まない様に、 頑張って銀時君の舌に追い付く。
何とか鼻で息をしていると。
______シュルッ
葵空美鈴
_____服のベストとネクタイを外された
連れ去られる前は非番だったが隊服を着ていたのだ。
その隊服のベストとネクタイが外されて、服が少しダボダボになる。
抵抗すら出来ず、 襟が崩れる
流石に恥ずかし過ぎて全身がカッと熱くなる。
葵空美鈴
首を逸らして横を向き、唇を離した後体をよじる。 お忘れだろうけど、私は腕を縫い付けられているから派手な動きが出来ない。
銀時
葵空美鈴
銀時
少し唸った後、服の方に手を伸ばしたので直してくれるのかと思ったのだが…
銀時
戻すどころか服の中に手が入ってきた。腹に手を這わされる。
葵空美鈴
手が段々と卑らしい手付きで上へと上っていく。 手の暖かい体温が擽ったくて体がビクビクする。
葵空美鈴
こういう事に慣れていなくて、 つい涙目になってしまった。
涙を流しながら震えていると。 チュッと音がして、頬に暖かい感触がした。そのまま涙を舐め取られる。
葵空美鈴
銀時
漢字違くね!?
微妙な気持ちで居ると、 私の手の拘束が外された。
そして押し倒されていた状態だったが上から退かれる。
___そして呼吸も落ち着いた頃。
葵空美鈴
いつから銀時君は私にそういう感情を抱いていたんだろう?
……素朴な疑問を問いかけてみた。
だってそういう素振り無かったと思うし……全く気付かなかった。
銀時
葵空美鈴
銀時
銀時
葵空美鈴
銀時
いや知らないよ
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
銀時
葵空美鈴
待って、この脅し本当に怖い。
銀時
葵空美鈴
何か、恥ずかしい。
何となく緊張していると「でも」と続けて銀時君が近付いてきた。
耳元で囁いてくる。
銀時
葵空美鈴
【悲報】 銀時君がSだった事が判明。
コメント
2件
ハートいっぱい押すぞぉ!!
こんだけ長文&長話だと頭狂っちゃうね((((