瀬戸旭陽
奏多、未怜ちゃん
瀬戸旭陽
沙弥来たけどテーブル一緒にする?
瀬戸奏多
未怜に聞け
神志那未怜
私はいいよ
奏多の機嫌が悪い
声のトーンでなんとなくわかった
穂波沙弥
未怜ちゃん来てたんだね
神志那未怜
奏多と会っててその流れで
穂波沙弥
そうなんだ
神志那未怜
沙弥先輩は旭陽さんですか?
穂波沙弥
そうだよ♪取らないでね?
瀬戸奏多
大丈夫!!こいつ俺のだから♡
穂波沙弥
え?
俺のだから───
ドキッとした───
今までも俺のだからなんて言われたことはあった──
でもどうせ最初だけ日が経てば
そんな感情なんて消えてなくなると思ってずっと聞き流していた
でも何故か奏多からの
俺のだから───
という言葉は聞き流すことが出来なかった──
ずっとこの感情があってほしい
と、思った───
瀬戸奏多
─怜!!
瀬戸奏多
なぁー未怜─
奏多に呼ばれていたことに気付く
神志那未怜
ごめん…なに?
瀬戸奏多
大丈夫か?
瀬戸奏多
気分悪い?ぼーっとしてたから
私の席にはいつの間にか旭陽さんも混ざり4人になっていた
神志那未怜
大丈夫だよ?
瀬戸奏多
ならいいけど
瀬戸旭陽
お前ら仲良いな
瀬戸奏多
彼女だから
瀬戸旭陽
バレんなよ?
瀬戸奏多
ああ
奏多の一つ一つの言葉にドキドキする──
この気持ちがずっと 続いて欲しいと思った──
しばらくして奏多はもう一人の指名客のところへ戻った
奏多の代わりに付いたのは和希さん───
和希さんでいいのかな?
私はさりげなく旭陽さんに訴える
瀬戸旭陽
和希!!薄く作れ
和希
わかった
私のグラスが空いていた為
オレンジ割りを作ってくれた
神志那未怜
ありがとうございます
一口口にする──
神志那未怜
(濃い…
神志那未怜
(この人は濃いのしか作れないのかな?
和希
未怜ちゃんってさ─
和希
いくつ?
神志那未怜
え・・・
穂波沙弥
女の子にいきなり歳聞くのは失礼だよね!!
沙弥先輩が助けてくれた──
瀬戸旭陽
デリカシーねぇなw
旭陽さんも───
和希
そっか。ごめんこめん
和希
じゃあ彼氏は?
神志那未怜
えっと──
瀬戸旭陽
奏多だよな
神志那未怜
(え…バレたらまずいんじゃ…
でも旭陽さんの一言で自分の顔が赤面するのがわかった──
その時初めて奏多が彼氏だと実感した───
和希
へえー
和希
俺にすればいいのに
神志那未怜
興味ないです
今は奏多にしか興味ない
それだけは自信持って言える
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