幼い頃
らんは路地裏にいつも1人でいた
今でも覚えてる。
紫
桃
何を聞いても答えなかった
俺は同情とかなんでもなく
ただの好奇心でらんと 話すようにした
紫
桃
紫
桃
紫
紫
桃
俺は着ていた上着をらんにかける
するとらんは
さっきまで着ていたからなのか
その温もりに包み込まれるように
泣き出した
桃
紫
桃
紫
紫
桃
紫
それから俺は毎日らんに 話しかけにきた
紫
桃
紫
紫
桃
紫
俺はあえてらんの事情は 聞かなかった。
“兄さん”みたいなことだったら 嫌だったし。
桃
桃
紫
紫
桃
紫
紫
紫
紫
紫
紫
桃
紫
紫
紫
紫
紫
桃
桃
紫
桃
紫
紫
紫
紫
桃
紫
でもある日
らんはここから消えてた
紫
紫
そこから2度とここに 戻ってこなかった。
紫
紫
桃
紫
紫
紫
紫
桃
紫
紫
紫
紫
紫
紫
紫
紫
桃
紫
桃
桃
紫
紫
桃
紫
桃
紫
桃
紫
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