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警察
りょう
警察
警察
りょう
窓越しに写った自分の姿を見た。 家では気が付かなかったが、 背丈も少し縮んでいる
急いで出かけたからそのままの 寝巻きは、今の身体のサイズには 合っていない。 そでは指先を隠す程で、 ズボンは裾を踏んでしまうほど。 なんなら靴も少しぶかぶかだ。
警察
帰る…?
どこに帰れって言うんだろう 居場所なんかどこにも無いのに
りょう
警察
全てから逃げ出したくて がむしゃらに走った
りょう
りょう
りょう
しんとした場所で、 人の気配がまるで死んでいる。 なのに何処からかじっと見られてるように感じる様な、嫌な場所。
りょう
遠くから2人、駆け寄ってくるのが ぼやけた視界で確認できた。 夕陽の逆光で黒いシルエットになった 2人組が。
距離が少し縮まると、二人組の 輪郭がハッキリしてきた。 体中に付いた目と口が瞬きして、 歯をカチカチと鳴らしている。
りょう
りょう
後ろからびちゃびちゃと 滴る音が近づいてくる。 振り向いたら…想像するだけでも 背筋が凍る。
りょう
突き当たりを曲がると そこは行き止まり。振り返ると
大口を開けて嬉しそうにする 目の前に立つ2人がはっきり見えた 思わず後ずさりすると 冷たい塀の感触が手につたう
りょう
触手がゆっくり首に伸びて、 全てを諦めて目を瞑った。 そして顔を歪めて声を殺して泣いた
りょう
???
塀の上から飛び降りた彼女は 大きめな2本のナイフで 諒の首元に届きそうな触手と 片足を叩き切る。 バランスを失った怪物は 後ろに倒れた。
そして塀を飛び蹴りし、 その反動でもう一体に飛びついて 突き立てたナイフを、頭から股まで、 一太刀に切り伏せた。
???
緊張の糸が突然切れて、 堪えていた涙があふれ出した
???
???
???
りょう
???
???
???
???
彼女へ連れられて謎の場所へ
銃を持った警備兵
りょう