これは俺がケーキを買ったときの話
あっ、なんでケーキを買ったかは秘密にしといてくれ笑
一人の女の子が入ってきた
子供
ケーキ、あるかなぁー?
子供
あった!
ケーキ屋さんの店員
いらっしゃいませ
子供
これ下さい!
ケーキ屋さんの店員
250円です
子供
はい!❤
子供は、頑張ってためたお金を嬉しそうに出した
だけど、手には150円しかなかった
ケーキ屋さんの店員
あの……ゴメンね、足りない……かな?
子供
…………
店員は、明らかにアルバイトの人だったから、サービスとか出来ないような感じだった
子供
マ……ママの……たん……じょうび……
その子は泣きながら言った
おれは、「神様、どうかどうか」とただ願うばかりだった
ケーキ屋さんの店員
ゴメンね……
店員は、謝ることしか出来なかった
子供
うん…もうちょっと貯めないとね
子供は、泣きながら帰って行こうとした
その時
子供
あっ!
ドテッ!!!
子供
痛い……痛いよ
チャンスだ
これは神様がくれたチャンスなのかも知れない
俺は、そっと100円玉を落とした
俺
大丈夫?
子供
うぇーん😭😭
子供
私なんか、まだまだ赤ちゃんなんだ。何も出来ない赤ちゃんなんだ!
子供
ママのケーキもかえない
すぐに泣いてしまう
すぐに泣いてしまう
俺は言った
俺
お金、数えてごらん
子供
どーせ足りないよ……
俺
いいから、ね?
子供
うん…
子供は一生懸命数えた
子供
50円だまと、100円玉が……
子供
1……2?
子供
2だ!
その時子供は顔についた涙を拭いて店員の方へ走っていった
子供
こ、これ!これ!ください!
ケーキ屋さんの店員
250円です
子供
はい!❤
ケーキ屋さんの店員
ありがとうございました!
子供
お兄さん!助けてくれてありがとう!
ルンルンで帰って行く子供はとても嬉しそうだった