テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
24,472
みちょ
1,194
俏亜
42,034
#こさめ
ことみ
553
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜
璃亜
俏亜
ここが山場。目覚めなかったら、死ぬ確率が高い…。
いるま
こさめ
みこと
既に三日目になっており、誰が声を掛けても指先を動かしすらもしない。
表情を変えもしない。
なつ
荒々しく らん の肩を掴んだ瞬間、
らん
なつ
らん
突然 らん が咳き込み始め、次いでゆったりと瞳を開く。
らん
なつ
面々を見て、しかし一番近くに居た なつ を見つめてそんな煽るもんだから いるま は頭が痛くなって押える。
らん の本来の性格を知らないのも痛い所だ。
すち
らん
らん
すち
すち
すち
らん
すち
らん は すち の質問には答えようとはせず、カーテンの隙間から覗く窓の向こう…夜空を見上げている。
すち
すち
らん
医者モードの すち の質問に答える事は無く、呟く様にそう言葉を零した。
らん
らん
らん
らん
らん
すち
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん は人形の様な表情のまま淡々と言葉を零していく。
幸いにも吸入器は側にある。
発作を引き起こしても大事にはならない。
らん
らん
らん
なつ
らん を壊したのは、いるま たちだ。
最初のきっかけは確かに両親だったのかもしれない。
けれど、らん よりも勉強を、母を取ったのは いるま たちだ。
だから両親も らん にそう言い含めることになったのだろう。
全ての原因は いるま たちにある。
らん はゆったりと起き上がり呼吸器を外してこちらを見る。
らん
らん
いるま
らん
なつ
らん
らん
らん
らん
ニコリと作られた笑みに辛くなって瞳を閉じる。
自分たちが招いたものだ、きちんと見無ければならないと分かっている。 なのに、見たくない。
らん
らん
らん
こさめ
こさめ
らん
こさめ
こさめ
こさめ
すち
らん
らん
らん
こさめ
母が死んで、頑張っていた理由が無くなって抜け殻の様になった。
そんな時に聞いた、こさめ が病弱な子供だと。
あぁ……、らん だけじゃない。無意識のうちに、知らぬ間に、こさめ の事も傷付けていた。
こさめ
こさめ
らん
らん
らん
らん
らん
こさめ
こさめ
らん
らん
こさめ
らん
らん
らん
こさめ
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
すち が唇を噛み締めながら らん の状態を記入していく。
こさめ
らん
らん
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
ひゅ、と変な息遣いが聞こえた。
らん が唇を噛み締めて珍しい表情をして荒々しい息を吐く。
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
こさめ
らん
らん
こさめ
らん
駄目だ、いるま が動くよりも先に なつ が動いた。
らん
なつ
らん
吸入器を手に取った なつ が らん の肩を掴んで引き寄せ口元に吸入器を近付ける。
らん
なつ
なつ
こさめ
こさめ
コレのせいで らん が生死を彷徨った事が余程トラウマになっていたらしく、こさめ が泣き喚き始めた様子を見て いるま はこちらだろうと こさめ を抱き寄せて頭を撫でる。
正直、医者である三人だって、まだ大学生である みこと だって、トラウマものだ。
ヒューヒュー、ゼーゼーと喘息特融の音が室内に響く。
仰向けでは痰が絡まって余計に呼吸がしにくいだろうと らん の姿勢は横向きになっている。
そんな気力がないだけなのだろうけれど、なつ の言う事を聞いて喋ろうとはしない。
数分も経てば、らん の呼吸は正常に戻った。なつ が支えながら起こしてコップを らん に手渡す。だが体がいう事を効かないのか手が震えていて受け取れそうもない。
なつ
らん
なんだかどこかむっすりとした表情だがコクリと小さく頷いた。
少量の水を口に含んだ所で らん が膝を叩き、うがいをして桶にソレを吐く。
らん
なつ
らん
なつ
らん
なつ
いるま
いるま
すち
みこと
説明しよう。
恐らく先ほどの話しの続きをしようとした らん と、水分補給をさせようとコップを口に近付けた なつ の動きが同タイミングだったためかコップが傾いた状態で らん の口元に押し当てられた事になり、結果的に らん の口内許容量以上の水が含まれる事になり、らん が思い切り なつ の膝に拳を振り下ろしたのである。
すち
らん
なつ
らん
なつ
なつ
恐らく なつ が切れているのは水分補給が全くできていないのに話を進めようとしているからだろう。
ちなみにだがタオルを取らせた みこと は何も言わずとも らん の服に零れた水分を拭き取っている。
らん
おーおー…命知らずにも煽っとるわぁ……。
なつ
あ、コイツ、経験あんのかねぇ……。無いなら可哀想……。
らん
なつ
らん
らん
らん
ぷりぷり と怒っている らん の唇が なつ の唇で塞がれる寸前に こさめ の両目は塞いだ。
隣の すち を見ればこちらに親指を立てていた。
ナイスだよ いるまちゃん!とでも言っていそうだ。
らん
なつ
らん
舌を噛み千切れば早いものを…。
バタバタと手足を暴れさせているが、なつ に頭をガッチリと掴まれている様子で抜け出せそうもないらしい。
いるま
すち
いるま
水分補給を怠った罰だ、なつ の気が済むまで付き合ってやれ……らん……。
数十秒程深いキスが続いて らん がバシバシと なつ の肩を容赦なく叩く。
息できてないって事は初かぁ……ご愁傷様だ。
らん
なつ
なつ
顔を真っ赤にして なつ を責め立てる らん を放置して、なつ が考え込みながら舌なめずりをする。
…双子って、なんとなぁく考えてる事が分かるから困るんだよなぁ……。
そんな美味いん…?らん の唇。
なつ
なつ
なつ
らん
らん
なつ
らん
らん
これは本気で唇貪りに行ったなぁ…っと遠い目をする。
ずっと頭を押さえていた らん の頭を枕に押し付けて横にし、顎を固定して らん の右手をベッドに押し付ける。
つか極力音立てんでもらえんかな……こさめ の目は隠せても耳は隠せていないのだ。
らん
なつ
いるま
らん
らん
らん
ん~……それは初耳。
因みに何が起きたのかというと、フリーだった らん の左手が見事 なつ の頭にクリーンヒットし、なつ は頭を押えて らん の使っているベッドに崩れ落ちた。
チラリと すち の持つカルテを見れば、小さな文字で左利きと記入していた。
家では右手にカトラリーやペンを持つ事しか無かったので、両親から矯正を受けていたのか……はたまた黙っていたかっただけなのか…。まぁそれは良い。
らん
起き上がった らん が自身の腹らへんで蹲っている なつ を指してそんな事を叫ぶ。
すち
すち
らん
すち
すち
コレが感情有りきの素の らん なのだろう。
初めて見る。見た事なんて一度も無かった。考えながら、スルッ、と こさめ の両目を解放した。
らん
らん
らん
すち
らん
両親と会ったのだと言う謎の空間の事だろう。
残念ながらそれは用意してやる事は一生出来ないだろう。
らん
らん
なつ
なつ
なつ
なつ
らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
何も、しらない。何も知らないから答えられない。
なつ
らん
なつ
らん
なつ
なつ
らん
みこと
みこと
みこと
みこと
らん
みこと
みこと
みこと
視線を彷徨わせて兄弟たちの視線から逃れようと俯いたのだろう。だがベッドには先ほど らん が沈めた なつ が未だに横たわっている。
なつ
なつ
なつ
らん
なつ
なつ
なつ
らん
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
なつ
ボタボタと らん の頬を涙が伝う。
なつ が らん の頬に手を伸ばせば、触れた途端にビクリと肩を震わせてそっぽを向く。そんな らん に小さく笑いながら親指で涙を拭う。
仮面を被る事で自分を保っていた。人形になる事で自分を守っていた。二度とそんな事はさせない。
兄として愛情を捧げられていなかった らん と こさめ に愛情を注いで、「もういらない💢」と言われるくらいまで注いで、絶対に幸せにしてやる。
らん
なつ
なつ
らん
すち
すち
らん
視線を彷徨わせ、さらに顔を背ける らん の両頬を なつ が片手で掴み すち の方へと向ける。
すち
らん
すち
すち
すち
らん
つか離せ!と暴れる らん に思わずと言った様子で すち が額を押さえてため息を零す。
みこと
みこと が困った様に苦笑を零して頬を掻く。
らん が中学二年に上がってから高校一年の冬休み前まで。
約三年計算で良いだろう、それだけの期間を みこと と関わっていても甘えた事が無いというのは……かなり骨が折れそうだ。
すち
すち
いるま
すち
すち
すち
いるま
いるま
らん の高熱がどれ程なのか分からないが、らん が死にかける原因となった日は高熱だったと考えられる。
まぁ…恐らく小学校の頃から38度、39度あっても兄弟から学校へ行けと言われていたことも癖付いているともなれば、高熱が出ても隠して学校へ行くだろう。
それに比べて甘やかして育ったために耐性が無く良く寝込んでしまう こさめ。
二人同時は無理だ☆
すち
らん
すち
らん
すち
すち
らん
らん
すち
それはな、すち、お前の笑顔が過去最高に怖いからだよ。
基本優しいが怒った時はこの世の終わりを悟らせるレベルに怖い すち。
口が悪く直ぐに喧嘩に発展しがちだが意外と優しい なつ。
正直、選ぶのは らん だから良いんだが確実に すち の方がお前的には良かったと思うんだよなぁ……とは口に出さないでおく。
二度目だが なつ とは双子なので互いの考えている事はなんとなぁく分かる。
いるま
すち
みこと
みこと
いるま
みこと
いるま
みこと
いるま
いるま
涙を目一杯に溜めた みこと が、う゛ん゛!!と涙声で頷く。
らん
みこと
らん
いるま の両手を掴んでバックハグをさせていた こさめ が首を傾げて いるま を見上げて来る。
そう言えば……あの日は こさめ は泣き喚きつかれて らん の隣で熟睡していたっけか…。
こさめ
いるま
こさめ
こさめ
こさめ
らん
らん
「らん!!(×3)/らんらん!!/らんくん!!」
らん
何て、もう既に全員叫びまくっていると言うのに今更過ぎる突込みが病室内に響いた。
コメント
2件
めっちゃさいこーです 遅くなりました
第4話、読み終わったわ……。らんの「感情を切り離してる」って告白、めっちゃ刺さった。ずっと我慢してきたんだなって。こさめに本音ぶつけるシーンも泣けたし、その後のなつとのキス(!)で急に空気変わるギャップも良かった。6人の兄弟関係が少しずつ動き出した感じがして、続きが気になる🔥