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人間 じゃなくて
クソ物
ソレを 信じて 疑えなかった
自分は
何者に 成るのだろう
第1話
『 無知力 』
ライナ = カイザー
start
ライナ = カイザー
兄の 蹴る 球体は 言葉も 感情も 無く 両足の 間を 行き来 する
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ふと 問い 掛ける 兄の 顔が 不思議と 明るく 見えるのは 此の 時 だけ だから
ミヒャエル = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
兄の 感じる 物を 共有 したいと 初めて 思えて 座っていた 所を 立ち上がって 言った
〝 やりたい 〟 の 一言
ミヒャエル = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ライナ = カイザー
兄より 華奢な 私は 息を する 事が 奇跡な 位
1度 持った 事は 有るが 球体は 自分に 取って 重く 扱うのは 更に 難しいの だろう
そんな 兄は 凄いと 幼稚に 思う
ミヒャエル = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ライナ = カイザー
帰りたく 無くても 帰らないと いけない
憂鬱な 感情が 心を 侵食 して
我慢 する 為に 口を 結んだ
けど 兄の 言葉は 嬉しかった
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
兄の 手は 暖かくて 一瞬に 感じる 安心が 人間と して 見られない 自分が 生きている 感覚を 促した
此の ちっぽけな 幸せ でも ずっと 続けば ..
良かったのに
神様は 居ないんだと 思う
居ないと 言うよりも
〝 不平等 〟
なのだろう
ライナ = カイザー
警察 .. 兄の 悪友が 兄を 共犯 扱い したと 言う
濡れ衣は 剥がれ 難いから 此の 状況では 覆せない
手枷を 付けられて 拘束 された 兄
私は 唯 , ソファの 後ろから 息を 殺して 見ているしか 出来ない 無力さを 改めて 知る
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
ミヒャエル = カイザー
ライナ = カイザー
兄の 虚ろな 瞳の 奥は 何処か 揺らいでいて
そんな 兄の 方に 警察も 父も 注目 していて 私の 存在は 最早 無い 様で
ライナ = カイザー
誰の 耳にも 入らぬ 言葉を 外の 風に 消して
家の 裏口へ 向かう
パリンッ !
ライナ = カイザー
ガラス瓶が 何かに 打つかって 自身が 喰らった 訳では 無いのに 痛みが 走る 嫌な 音が 耳を 劈く
けど 無力な 自分は 何も 出来ない 唯一 出来るのは 兄の 希望を 無駄に しない 事
ライナ = カイザー
無我 夢中で 走って 居ると 街外れに 出ていた
ライナ = カイザー
手が , 脚が 鉛を 付けられた 様に 重い
ライナ = カイザー
そして 鉛から 伸びた 何処かに 続く 鎖は
ライナ = カイザー
私の ¿?¿?¿?
そう 言える 日は 何処だろう
第1話
fin