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さくしゃ
さくしゃ
夏も本番に差し掛かってきたある日の放課後
友達のきりやん、もとい僕の想い人と帰宅していた
ぶるーく
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
きりやん
ふと思い出したおかげで今日は長く一緒にいれそうで嬉しくなった
鼻歌を歌って上機嫌な彼の横を
僕も歌いながら歩いた
きりやん
ご機嫌でお店に入っていった彼の後を追うと
そこには絶望した顔の彼と
残り一つのアイスがあった
幸いにも残っていたアイスは半分に割って食べるものだったので
ぬか喜びさせてしまったお詫びとして僕かアイスを奢った
きりやん
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
きりやん
そういった彼は、ただアイスを半分に割るだけの作業なのに、シャツの袖をグイッとあげ、大胆にも第二ボタンまで広げて、長い横髪を耳にかけた
汗で張り付いたかけきれていないブロンドの髪
大胆に開かれたシャツから覗く汗ばんだ白い肌
ぶるーく
ぶるーく
これが僕とだから見せる1面なのか
そんな都合のいいことを考えてしまう
きりやん
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
きりやん
と言って眉を下げて、叱られた子犬同然の顔で謝って来る彼を見て
ぶるーく
そう心で思った
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
きりやん
取り残された部分が多い方を渡してきた
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
なんて攻防戦が少し続いたとき
きりやんが何かを閃いたように声を上げた
きりやん
きりやん
ぶるーく
なんだと思っていたら
アイスを持ってる僕の手にきりやんの手が添えられて
取り残された部分をパクッと食べた
きりやん
きりやん
と自慢げに笑い、自分のアイスを食べ始めた
ぶるーく
ぶるーく
これって関節キスじゃない!?、?
意識してるの僕だけ!?
猛暑とは別の理由で倒れそうになった
そんな事をもんもんと考えていたせいで、アイスが溶けかけていることに気づかなかった
きりやん
きりやん
きりやん
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
ぶるーく
ぶるーく
きりやん
きりやん
きりやん
ぶるーく
この優しさが
この行動が
全部僕のことを好きだからだったら
どんなにいい事か